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売れない電子書籍の作り方(3/5)〜時給1円のクリエイト(下)〜

四.レビューの遅行性

レビューが、Amazonで購入する人の有力な判断材料となる。

例えば、ある食品をAmazonで購入したとする。

食べてうまければ、購入から短い期間でプラスのレビューをする。

食品の購入の場合は、良し悪しの判定がわかりやすい。

他方、良し悪しの判定に時間を要するものがある。

サプリメントのように、一定期間、利用しなければ良し悪しの判定ができないものがある。

判定が遅くなれば、レビューまでの期間が遅くなる(レビューの遅行性)。

試験ガンバ塾の全ての書籍は、これに該当する。

「初めての退職」は、退職〜失業給付〜職業訓練と対象とする期間が長い。

一問一答集は、利用して、合格という結果がでなければ、書籍の判定ができない。

もし、プラスの評価があったとしても、合格発表(2024年3月)以後になる。

但し、マイナスのレビューは、即座につく。

今のところマイナスのレビューがないのは、幸いだろうか。

結局のところ、推敲により最高のものに近づけ、プラスのレビューを長期的に待つしかない。

短期的に、レビューはどうにもならない。

次に購買サイクルを見直すことにした。


五.電子書籍の購買サイクル

電子書籍におけるAmazonの市場シェア率は、高い。

電子書籍を選ぶなら、Amazonで探す読者が多いだろう。

そこでAmazonの購買サイクルを考察した。

購買サイクルは、欲しい物をワード検索→書籍ページ→購入となる。

検索の対策として、可能な限り、検索ワードをAmazonに登録した。

ここは、これ以上、対策がない。

考えるとしたら、書籍ページである。

書籍ページ(商品ページ)は、タイトル、著書の説明、レビュー、表紙が購入する要素になる。

1度発行すると、タイトルの変更ができない。

最早、発行後にタイトルの対策はない。

著書の説明は、十分記載した。

レビューは、長期的に待つしかない。

残る対策は、表紙だけである。

電子書籍の表紙については、ノウハウ本が溢れている。

ノウハウ本を一通り、読んだ。

表紙が重要なことは、わかった。

しかし、紙書籍と電子書籍の表紙は、同じ考えで良いのだろうか。

紙書籍は、手に取って購入を検討する。小さな文字でも読むことになる。

では、電子書籍はどうだろうか。

小さな文字を読んでもらえるだろうか?

さらに、ノウハウ本のセオリーが、試験対策の本に当てはまるのか疑問に思った。

ノウハウ本は、一回の購入のために焦点をあて、表紙を議論している。

一方、試験対策の本は、複数回、タップすることになる。

つまり、「1回の購入のために表紙を作るのか」、「購入後、複数回のタップのために表紙を作るのか」これを分けて考えるべきだろうか?

そして、読者が複数回、タップするように促すにはどうしたら良いのか。

これらに悩んだとき、ふと、試験ガンバ塾の由来を思い出した。

「受験生は、試験勉強をガンバる」

「著者として、その受験生を応援する(ガンバ)」

「スマホによる勉強の時間=塾」

ここから試験ガンバ塾とした※。

そこで、複数回のタップのために、表紙にエールを入れることにした。

また、読者の余計な圧迫感にならないように、余白を考慮した。

---しかし、これがベストかどうかは今も悩んでいる。

※当初、「初めての退職」は別の著者名による発行を考えたが、Amazonのシステムの都合上、試験ガンバ塾とした。


六.売れない電子書籍の要因の1つ

購買サイクルを検討した結果、Amazonのサイト内で可能な対策は少ない。

さらに、Amazonのサイト内だけで販促を考えても、限界があり、売れない電子書籍を作るだけとなる。

外に目を向けるといった販促の必要性が見える。

しかし、クリエイトする動機と販促が、直接、結びつくだろうか。

試験ガンバ塾の場合、内心的動機の占める割合が大きい。

クリエイトのみに目を向けていた。

内心的動機が強いと売れない電子書籍の要因の一つになる。

なぜなら、販促に対する意識が低いからである。

試験ガンバ塾の場合は、購買サイクルの検討も遅い。

電子書籍の内容によっては、レビューの遅行性もある。

結果、売れない電子書籍になる。

動機と販促が結びつかないなら、当然の結果かもしれない

ただ、前記事であったように、人によりクリエイトする動機の比重が異なる。

動機と販促が結びつくなら、結果は異なる。

(原案は、ここで外心的動機とGETの場合を論じます。禁則ワードが出るため、5文ほどやむを得ず省略します。本題に大きな影響はありません)

しかし、どのような著者であれ、『Amazonなら』という考えや期待もある。


・・・著者はAmazonの審査に引っかかった時に『Amazonなら』という考えが薄れた。

(売れない電子書籍の作り方(4/5)へ続きます)

(現在、作成中)




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