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下がる売上と高ぶる気持ち

飲食店というものは本当に厳しいもので、確か2年で半分とかが廃業するとか、5年続くのは10%もないとか、いろんなデータが上がっているが、例に漏れず私のたこ焼き屋の売り上げも、オープン当初に比べ、半分以下にまで売上が落ち込んでしまっている。
これが飲食店か、やっぱり難しい。
協力隊期間中で良かった。これで卒業後に生計立てようとしてたなら、すぐにインディードを開いていたであろう。

…なんてね。
待ってました、この状況。
飲食店が厳しいことなんて百も承知、ここからだ。
ここからマーケティング力が試される。
もともと私はマーケティングの勉強をすることが好きだ。だが、座学で学べることは、模範解答でしかない。現場は絶対違うはずだ。私はそれを試す場所が欲しかった。
この場所は、それを実践経験として学べる、最高の環境だ。
そして売上が落ち込んだ今、ここから盛り返したら、それは紛れもなく、自分のマーケティング力が上がったことを証明できる。

マーケティングというのは、売れない商品や質の悪い商品を売るための施策だと考えている人がいるが、そうではない。
本当に自信があって、商品が良くて、いろんな人に知ってもらいたいから、それを売るための動線づくりとしてマーケティングがある。
つまり、商品が良いということが前提になる。

そういう意味では、この半年営業してきて、リピート客がある程度つくことや、紹介してくれる人が一定数いることがわかった。つまり、味は美味しいということだ。
あとは知ってもらうだけ。

飲食店の集客は、3つの数字が大事だとよく言われる。
その3つとは
・認知数
・新規来客率
・リピート来客率

である。
この掛け算が、店舗の集客数になる。
例えば、「私は三つ星レストランでのシェフとしての経験がある、だから人はくるはずだ」と。この人は、リピート来客率はかなりいい数字だろう。一度来てもらえれば、リピートがつくはずだ。だから認知数と新規来客数を上げる仕組みを考える必要がある。
一方で、「私は、なんか友人に料理が上手いから店を出せと言われたから、ツテもあったし、駅前に居酒屋始めました」と。この人はもしかしたらリピート率は、あまり高くないかもしれない。ただし、駅前という立地上、認知数と新規来客率は良い数字だろう。リピート来客率を上げる仕組みを考える必要がありそうだ。

その人や場所によって戦略は変わるだろうが、
私のたこ焼き屋でいうと、今回力を入れるべきは、認知数と、新規来客率だと考えている。
まず、認知数でいうと、私はメディアや SNSにより、一定数の認知を得たように見えるが、実質はほとんど忘れられていると思う。思い出してもらう必要がありそうだ。施策として
・ローカル紙への掲載
・周辺地域へチラシのポスト投函

そして新規来客率
・SNSでの宣伝広告
・友人紹介カードの作成
・Googleマップへの評価をお願いするチラシを店に貼る

一応リピート来客率を上げるために
・スタンプカード

そしてこれに関して、小規模事業者持続化補助金というものを申請してみることにした。採択されるかどうかはわからないが、されてもされないでもやるので、できれば採択されれば良いな、くらいで思っておこう。
採択されたらされたで小規模事業者持続化補助金の申請サポート業務もコンサルとして受けられそうだ。
私は本業が大工なので、作りたい場所やものがある人は、補助金との親和性が高い。
私に申請サポートをお願いすれば、もれなくかなりコスパのいい工事がついてくる可能性があるのだ。
同じ地域に私がもう1人いれば私は私にお願いするだろう。

「知識という資産は誰にも奪われない。」

ではまた。

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