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散文たち

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エッセイやらコラムやら、小さな散文たちです。
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#備忘録

おすすめ洋楽5選

突然ですが、短いシカおすすめの洋楽を5選紹介いたします!趣味を晒すようで何だか少し恥ずかしいですが、これを機に読者さまのお気に入りのアーティストが増えましたら、私はとっても嬉しいです……! Chet Faker - 1998メルボルン出身のシンガーソングライター。エレクトロニックとブレイクビーツの名手です。現在はNick Murphyと名を変えて活動中。最近活動を再開してくれて、短いシカはハッピーです。 Daughter - Youthロンドンを拠点に活動するバン

イラスト紹介とちょっとしたお知らせ

○イラスト紹介突然ですが、今まで描いてきて個人的お気に入りのイラストを紹介していきます! ピカチュウ三兄弟!描きながら「お前たち、そんな背中しとったんか…」と思いました。 理想のイケメンを描こうとして生まれた絵。うむ……! ゲーム「ワンダと巨像」より。めちゃくちゃ時間がかかった絵……アグローーーー!! 煙草の女の子。ラフで気に入ってます。 クッキーガール。3Dメガネをかけて見ると…⁉︎何も起きません。 ぼっちくま。。 泉鏡花!個人の独断で実物から髪の毛増やしまし

短いシカ、キレた!!

 お菓子でよく、サラダ味ってあるじゃないですか。私はよくあれを好んで食べていました。「くっさいチーズ味が食べたいな」「バターの利いたコッテリ系もいいな」そんな風に思っても、基本的にはサラダ味を選んできました。  何故かというと、少しでも健康なものを食べよう、という意識があったからです。年齢も重ねて、若い頃のように脂身への食欲も薄れ、野菜をとらねば身体の不調をダイレクトに感じるお年頃……じゃあそもそもお菓子なんて食べるなって話ですが、それは土台無理な話です。カロリーはカロリー

短いシカ 1歳

 本日は短いシカ爆誕1周年です。4月7日、緊急事態宣言発令に伴って「知らない誰かの数分の暇つぶしに」生まれた短いシカ、まさか1年も続けることになるとは思いませんでした。皆さまのお陰で本日無事1歳を迎えることが出来ました。奇しくnoteも本日が誕生日なのですね、7歳、おめでとうございます!  こちらは短いシカが産声を上げた緊急事態宣言下シリーズ。投稿時期は4月7日から5月6日、当初予定していた緊急事態宣言の期間です。私にとっても色んな事がありました。この頃の私の精神状態はプロ

短いシカ Twitter始めました

今更?って感じですけど……noteで何かを書くとなるとどこか『よっしゃ』と腰を据えるところがあって……記事、という名称のせいかもしれませんね。もっと気軽に呟ける場も欲しいなぁと思いまして。最近殺伐とした話題が嫌いでTwitter離れしていたのですが……独り言という初心に戻り、ゆるゆるやっていけたらと思ってます。日常のくだらない出来事や浮ついては消える想いのツラツラを記して行く予定です。素敵なnoterさんの記事の紹介にも使いたいと思ってます。色々な主義主観を持つ、沢山の人と繋

1OQ

地元に野球場がありました。 一度、試合を観戦したこともあります。父親に手を引かれ、私がまだ幼稚園の頃。スタジアムを包む独特な熱気、高揚感は、幼い私をしても異様と取れる空間でした。ちょっぴり怖かった、というのが正直な感想です。 私の学校にも野球部はありました。みんな当然坊主頭。今でこそ爽やかな青少年の坊主頭はグッとくるものがありますが、幼い頃、同年代の坊主頭は何とも怖かったものです。反省の意を示す『頭を丸める』という風習がありますよね、そのせいか坊主頭というだけで彼等を内心

後悔を味わうこと。

「後悔が無い人生なんて、香辛料の無いカレーと同じだよ」昔己の過ちを人前で悔いたとき言われた言葉です。その喩えの程はよく分からないのですが、その言葉を聞いた私は『こいつ何言ってんだ?』そう思ったのは覚えています。 というか、香辛料が無いカレーって何?存在するの?思えばあの人は人生には必ず後悔は付きまとうと言いたかったのかもしれません。お酒の席でシタリ顔で言った台詞なので、深い意味は無いのかもしれませんが……。 でも確かに大場葉蔵ほどでなくとも、誰しも抱えてる後悔ってあります

神保町

最近生活が立て込んでてすっかり文章を書く余裕がありませんでした……。今日午後は久しぶりのオフということで、行ってきました……神保町!そして散財しました……18000円! 本棚に空きが無いってずっと言ってるのに、私は馬鹿なんでしょうか、14冊も買ってしまいました。5000円以内に収めようと思ったのに……一冊5000円の掘り出し物を見つけてしまい……それも二つも……やっちまいました。後悔はしてないんですが、空きがない本棚を前に途方に暮れてます。 古書を巡るの、数少ない日常の楽

かくれんぼ

実家に戻り、一週間が経ちました。記憶は場所に結びつくと言いますが、確かに故郷に戻ると色々思い出しますね。 例えば先日あげた『哲学的な兎より』 これは最初の二行を除くとほぼほぼ実体験です。思い出の滑り台はまだそこに残ってました。見上げてみるとまあまあ高い滑り台で、今更になって震えました。子どもの私は無邪気で肝の据わった邪知暴虐なお子様だったみたいです。ある日の同じ公園で母親とかくれんぼしました。私が隠れる側です。母親は私を見つけられず、公園のママ友も総動員しての私の捜索に発

Appleデビューの話

久しぶりに家族と会いました。 諸々の手続きを済ませるついでに関西の実家に帰省中です。移ろう街並みに疎外感を感じながらも、変わらぬ家の間取りにホッと一息です。 そんな中、携帯とノートパソコンがご臨終し、、iphone&ipadデビューしました。これで心置きなくスターバックスでノマド出来ます。一緒にipad用のキーボードも購入したのですが慣れないキーボード配置に戸惑い……勢い余ってポメラも購入してしまいました。 懐かしきも新しきワードプロセッサ。祖父の家でじゃれたワープロの

夏の延長戦

夏、らしい事を何もせず夏を終えてしまいました。 去年の八月は自分の出自を巡る小さな冒険をしていました。仕事柄とある詩人について調べていたのですが、そこを発端に私に流れる被爆の血、その因果、知りえなかった両親の青春に目を向ける事になります。照り付く日差しと猫の街、海辺に揺蕩う詩と海月、真夜中の古書店とチョコレートドリンク……計画と無計画が行き交う細やかな小旅行でしたが、何だか充実していた気がします。 それに比べ!今年の私はそうめんを食べ続けるだけの毎日でした‼そうめんのレシ

郷愁の味、理不尽の味

夏といえば、思い浮かぶのはスイカです。 安っぽくて甘味の少ない果肉にお塩を振りかけて食すのが好きです。残った果皮は軽く塩もみしてお漬物にします。これが美味なのです…ひもじいけれど。 スイカに纏わる思い出といえば…私がまだ黄色い帽子を被りはしゃぎ盛りの頃、祖父の家で真ん丸で巨大なスイカを見つけました。祖父は家庭菜園が趣味で、二階のベランダに細やかな果物園を作っていたのです。 生まれてはじめて見る真ん丸なスイカに私は興奮しました。つやつやした表皮にずっしりした重量感、これは

心を閉ざしてもいい

中学時代の体育の時間、教師が言う「二人組組んで」は死刑宣告だった。 お昼時に教室内で一人食事する姿は耐え難いので、授業の合間合間に少しずつ早弁をし、昼食のチャイムが鳴るや否や図書室に駆け込む。そんな繰り返しの毎日。 ある日、一人のクラスメイトに声をかけられた。その子は昼休みをいっぱいに使い、一人で弁当を咀嚼している孤独な少女だった。 「お昼いつも図書室行くよね。なんで?」 「本好きだから。胃下垂だから早弁しちゃうし」 「ふ~ん」 「……」 「……」 「…よかったら、お昼