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やってみたくなる100円グッズ活用法『歯科医院の整理・収納アイディア集』をチラ見せ

 こんにちは! 日本歯科新聞社です。

 2021年7月に発売した小原啓子先生・藤田昭子先生・石田眞南先生の編著の『100円グッズから始める―歯科医院の整理・収納アイディア集』、お陰様で発売から約1年ですが、今も多くのご注文をいただいています。

 「気になっているけど、どんな内容かな?」というお声にお応えして、本書の中から、今すぐ真似ができるアイディア2点をご紹介します。


■歯科医院も、企業も「あるある」PC周りの配線カオス

 
 「うちの医院にとって、受付はコックピットみたいに大切な場所」と語る院長もいるくらい、患者さんにとっても医院にとっても重要な受付ですが、意外と場所が狭かったりするものです。
 特に最近は、マウスやキーボードだけでなく、カードリーダーなど、関連デバイスも増えて、配線がごちゃつきがちですよね。しかも、その配線にほこりが溜まり、どんどん汚れていくものの、掃除のしにくさから、つい後回しにされてしまったり……。

コードケースを買っても、入りきらなかったり……

 そんな時には、書類スタンドで目隠ししましょう。

これを
こうやって重ねて(画像が粗くて、すみません)


じゃん! すっきり収まりました!
写真提供:上記すべて新飯塚いとう歯科クリニック( 福岡県)


 これは歯科医院だけでなく、企業のオフィスでも真似できるテクニックですね。


■インスツルメント類の消毒はあのケースがちょうどいい


 感染予防対策がますます注目を集めている中、消毒の流れをシステム化する上で便利なのが、100円ショップで売っている包丁ケースです。
 包丁ケースは細長く、基本セットがちょうどぴったり
 診療ユニット台数分を用意し、さらに大きなケースに入れると、基本セットを崩さないまま、たんぱく分解用のかごに入れて、洗浄まで一気に動かせるのです!
 これで、不潔な器具が重ねて放置されることもなくなります。

薬液の量なども表示しておくと、新人への指導も楽になります
写真提供:市川歯科(大阪府)

 感染対策において汚染域と非汚染域のゾーンニングが基本と言われていますが、忙しい臨床の中で、汚染域と非汚染域の行き来が混乱しない工夫はとても大切ですね。

導入ポイントは「総額で丸投げ」

 自分の医院に導入したいけれど、
「自分自身ではやり切る自信がない」という院長
「どうやったら、導入のOKがもらえるかな」と悩むスタッフの皆さんにお伝えしたいポイントがあります。

 まず、導入したいスペース(解決したい問題)と予算を最初に決めることです!

例1:消毒コーナーがいつもモノであふれていて、必要なものが見つかりにくい
→院長「この本を参考に、このスペースを5,000円以内で改善してみてもらえますか?」

例2:受付が狭くていつも作業しにくい。患者さんからも見えるので、すっきりさせたい
→スタッフ「この本の真似をして受付スペースを改善したいのですが、3,000円の予算でやってみてもいいですか?」

 というように、院長と担当者で、予算と改善したいスペースをあらかじめ決めます。そして、具体的に何をどのように導入するかは、担当するスタッフが考えます。
 いちいち「これ買ってもいいですか?」と確認を取るのは、尋ねる方も、承認する院長もわずらわしいものです。その面倒くささが、導入を遅らせてしまうのだったら、先に予算を決めてしまうのがベター。
 だって、100円グッズは100個買っても、10,000円なんですから!

 

スタッフ問題も解決する? 整理・整頓の意外な効果


 『100円グッズから始める―歯科医院の整理・収納アイディア集』では、このように清潔かつ働きやすい環境づくりのアイデアが満載です。

 整理された医院には以下のようなメリットがあると、小原先生ら㈱デンタルタイアップの先生方はおっしゃいます。

「整理・整頓された歯科医院はスタッフも働きやすいため、新人教育もスムーズに進みます。
 どこに何があるのかわかりにくい医院では、新人はモノ探しで1日が終わってしまいます。そういう労働環境の場合、頑張っていても、先輩や院長から認めてられるような成長はなかなかできず、すぐに辞めてしまう新人は少なくありません。しかし、悪いのはヒトではなく、医院の環境なのです。
 整理整頓された医院なら、産休明けのスタッフでもすぐに元のように活躍してくれますよ!」

 整理整頓された医院は、患者さんにとっても、働くスタッフにとっても快適かつ安全な空間です。

 そして、本書を手にとっていただくと「これ真似してみたい!」「これ、便利そう!」という気持ちがむくむくと湧いてくると思います。
 気になる方は、ぜひ真似してみて下さいね。


 実際の本を手に取ってご覧になりたい方は、歯科専門書店「シエン社」さんで!(JR水道橋駅・徒歩1分/土日祝日も営業中です。)


この記事を書いた人
冨田 彩【㈱日本歯科新聞社制作局】
2005年入社。企画室、週刊『日本歯科新聞』編集部を経て、制作局に。書籍編集・セミナーの企画、運営・SNS管理などあれこれ。歯科関連団体の広報誌・記念誌も複数担当。
20代のころは、各地の映画祭にでかけたものの、最近は子育て中につき、映画館自体ごぶさたです(泣)
デンタルショーで読者の感想やその土地ならではの歯科事情を聞くのが好き。ブースでお待ちしています。

【担当書籍】
歯科医院のための採用マニュアル・ツール集[2022年改訂]
歯科医院のための成長評価シートとスタッフ面談術 ―そのまま書き込める13シート付


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