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リピ曲について語りたいNO.4『Start over!』櫻坂46

こんにちは、しかりです🌿

今回はリピ曲についてただただ好きなところやエモいところを思うままに書き連ねる企画第四弾、そして初の日本の女性アイドルの楽曲です!

いきなりですが、最近の私は今まで以上に雑色オタクの傾向が強まりまして、今まで主にnoteに書いてきたK-pop以外にも色んなグループの曲を聴くようになったのですが、その中の一つが今回のテーマである櫻坂46
その中でも今回は今年の6月にリリースされた6thシングル『Start over!』です!

2023年10月16日現在、櫻坂のMVでは『なぜ恋をしてこなかったんだろう?』の1223万回、『BAN』の1136万回、『流れ弾』の901万回、『Nobody's fault』の754万回に続く5番目の727万回再生を突破(私調べ)。しかし、『なぜ恋をしてこなかったんだろう?』『Nobody's fault』は約3年前、『BAN』『流れ弾』は約2年前にリリースされた楽曲で、『Start over!』は4ヶ月前に公開された当時から現在に至るまで地道に再生数を伸ばしているため、再生数の伸び率で言ったら歴代最高といっても過言ではないと思います。
コメント欄を見るとBuddies(櫻坂のファンダム名)以外からの評価も非常に高く、間違いなく櫻坂のターニングポイントの一つになる楽曲だと思います。

かくいう私も、この曲がきっかけで欅坂46時代からこれまでゆるーく追っていた櫻坂46に本格的に沼にハマり、Buddiesになった一人。Buddies歴で言ったら新参者の私ですが、大好きなこの曲について語りたいと思います🙌


まず、この曲は正直どの点を取っても感想が「最高!」としか言いようがないのですが、楽曲自体の価値や位置付けとしても特別な意味を持っている作品(シングル)になっていると思います。

前作の5thシングル『桜月』で、前身グループである欅坂46からグループのキャプテンを務めた菅井友香さんが卒業し、次作にあたる10/18発売の最新シングル『承認欲求』では、今年加入したばかりの3期生が初の選抜入り。そして実質グループ初となる「選抜制度」を導入したことから、その中間の期間にリリースされた『Start over!』は、「やり直す」という和訳を持つタイトルの通り、「今までの櫻坂から新しい櫻坂という新たなフェーズへ移行するための転換点」という意味合いがある曲だと思います。

さらに『Start over!』では活動休止中のメンバーを除き、当時在籍していた1、2期生全員が選抜に選ばれており、ある意味ではこれまでの櫻坂を支えてきたメンバーによる記念シングルのようにも思えます。

そして楽曲自体も、実に櫻坂らしい力強いメッセージを持つ曲。パフォーマンス面でも、憑依型で楽曲の世界観を全力で体現するセンターの藤吉夏鈴さんを中心に、「心臓」をイメージさせる群舞や、全身の力を解放するような迫力のあるダンスで観るものを惹きつけます。

さらに、この曲の MVも魅力的。 無機質な印象を感じるオフィスの一席を捉えたMVの最初、イントロのベースがどこか不穏な空気を含んだ音色で流れ出すと、センターの藤吉さんがカメラ目線で鼻血を流すという衝撃的なシーンが映されます。その後も「これはドラマか映画か何かですか?」と問いたくなってしまうくらいドラマチックな映像となっており、一度観るともう一度観たくなるMV。観るたびに鳥肌が止まりません。

鋭い視線がたまらない。
この後も夏鈴ちゃんの表情は常に神がかっています。

全体的に明るさも暗さも共存しているサウンドだと思うのですが、歌詞に関しても、主に「やり直す」勇気を持った主人公の力強い心情の動きを表した明るさ、それを周りで傍観していた人たちが「やり直す」ことを恐れ、目を背けて生きている暗さのどちらも描かれており、何か夢を持っている人もいない人も励まされ、ハッとさせられる。心を揺さぶり、動かされる衝動が湧き上がる歌詞だと思います。

個人的に好きな歌詞は、ラスサビ前のCメロ最後の歌詞。

君は僕の過去みたいだな 僕は君の未来になるよ
どうせ自己嫌悪の塊(かたまり)

https://j-lyric.net/artist/a06217d/l05d3ce.html

この歌詞には、「やり直す」ことを決心し、新たな世界に足を踏み入れようとしている「僕」から、「やり直す」ことを恐れながらもどこかでもがいている「君」へのメッセージとして、さらには「やり直す」ことをしようとしている櫻坂というグループから、「やり直す」ことに足踏みしているどこかの誰か、そして過去の櫻坂への問いかけとも受け取れる気がして、胸が熱くなります。

しかし、「自己嫌悪の塊」とどこかで自分自身や相手のことを卑下し、「今の自分が嫌だと感じるからこそ、どこかで変わらなければいけない」というような風にも取れて、ただ手放しに鼓舞しているだけではない雰囲気も感じます。一見すると前半と後半では相反するような言葉にも読めますが、根底にある自己否定をあえて示すことで、一歩を踏み出すことの強さや熱さ、難しさをより際立たせているのではないか…というのが私個人の見解です。

櫻坂が示す、どこか闇を抱えながらも前を向いて歩き続け、何かを大きく動かすパワーが全面に感じられる楽曲で、曲を聴いているときにもMVやパフォーマンスを観ているときにも、楽曲が終わるとどことなく心の中で余韻がずっと流れているような感覚になり、何度も聞き返し、見返したくなる引力を持った作品だと思います。私自身も「スタオバ中毒」のような感じで毎日のように聴いてはその世界観や歌詞に浸り、勇気をもらいながら日々を過ごしています。まさに生命線。兎にも角にも最高で最強の曲です。


と、興奮冷めやらぬ文章で見辛くなってしまったかもしれませんが、『Start over!』について語っていきました。
まだまだ書き足りないのですが、これ以上は語彙力がぶっ飛んでしまって「とにかく良いのよ」としか言えなくなってしまいそうなので、今の自分が感じ、言葉にできる範囲でスタオバの魅力を語りました。

また、この曲はあの有名マンガ『HUNTER×HUNTER』とのコラボPVが少年ジャンプの公式YouTubeにてアップされており、こちらは漫画の名シーンと共に楽曲を楽しめる、まさに一石二鳥な動画となっております。私自身は恥ずかしながら『HUNTER×HUNTER』を読んだことはないのですが、作者の冨樫義博先生が欅坂時代からのBuddiesであることは知っていたので、このコラボにはさすがの私も胸が熱くなりました。いつか漫画もぜひ読みたいと思います。

というわけで今回はここまで!
読んでいただきありがとうございました!

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