見出し画像

緊急事態宣言5日目/日課

コーヒー豆とアイスという自分的生活必需品が切れそうだったため、息子を昼寝させたタイミングで大型スーパーへ。外出自粛が呼び掛けられた先週の土日は、うちの近所にはかなりの人(たぶん遠出ができない近所の人たち)がウロウロしていたのだが、今日はだいぶ人影も減っていた。それでも買い物をしている人とか、ランニングしている人とか、明らかに遊び歩いているような若いカップルとかはまあそれなり。かくいう自分もカメラを持って、少しばかり自転車でうろうろ。街角の写真を撮るぶんには誰とも接触しないし、そのへんは僕も意識しますよハイ。

画像1

これは学校の授業とか、写真関係のインタビューや寄稿でもよく言うのだが、写真って本当に数を撮らないとうまくならない。そして撮らないと下手になる。まあ下手になるというより、前は撮れていたものが撮れなくなるというべきか。シャッターチャンスを見つける感度とか、見つけてからの反応速度が落ちる。調子がいいときというのは、これから起こることを予測し、いつでも狙い通りに撮れるよう最適なレンズや各種設定をスタンバイできる。しかし写真を撮らないのが1週間2週間と続くと、予測もスタンバイもできない。

そう思って30代の頃は意識してどんなに忙しくても、あるいは自宅から出る用事がなくても、必ず外で何かを撮っていた。40代になると忙しくなったのもあるが、やはり気力体力は落ちていくもので、仕事で外出しても私事の写真は1枚も撮らずに帰ってくることが増えた。そういう日が続くと、今度は仕事で撮影するときに「あ、俺やべえな」と感じるのだ。

画像2

もし緊急事態宣言が予定通りGWとともに明けたとしても、その間今まで以上に写真を撮らずにいたら、自分はすんなり社会復帰できないのではないか。明日緊急事態宣言が出るらしいと聞いた日に、そう思って外出禁止令が出ない限りは、いや外出禁止令が出ても自宅やベランダで毎日何かを撮ろうと決めた。

ただ毎日頼まれもしないのに写真を撮るというのは、簡単なようで難しい。僕も昔はやっていたし、結局それが少しずつ実行できなくなっていたのでわかる。一方で売れっ子のカメラマンとか、優れた作品を撮る写真家は、毎日何か撮ることを自らに課しているという話も聞く。たぶん売れっ子は鉄の意志でそれが実行できるから売れっ子なのだろうが、僕にはそんな意志はないのでnoteに綴ることでそれを実行しようと思った。昔もブログをやっていて、それが毎日撮るモチベーションでもあったのだ。

画像3

人に見せるとか、伝えるということを考えながら撮ることも、僕がよく授業で教えることだ。たまに見せたくないとか、伝わらなくていいという生徒もいて先生はとても困るのだが(笑)。ともかく写真を見せるプラットフォームがあれば、今自分が伝えたいこととか、言いたいこと、見せたいことを意識しながら撮れる。よくアマチュアで「下手だから」と写真を見せたがらない人がいて、実際はそういう人ほど上手だったりするのだが、謙遜ではなく本当に下手だと思うならSNSにどんどん写真をアップするといいと思う。見る人のことを意識して、工夫したり考えたり粘ったりするようになると思う。

もっともSNSだといろいろな人とタイムライン上で並ぶので、ある種の自意識というか恥ずかしさみたいなものはあるんだよね。なので自分だけの空間が保てるnoteはオススメだと思います。まだ仕組みがよくわかっていないけれど。

■G9 PRO+ LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mmF1.7 ASPH.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?