緊急事態宣言2日目/仕事

実質初日の“緊急事態”、前から決まっていた仕事で朝うちを出る。マンションのエレベーターが上階から下りてきて、中にはスーツにカバンのおじさんがいた。お互い気まずそうに挨拶を交わす。こちらはデカいカメラバッグ２つに三脚とライトスタンド。一体こいつは何をやってるんだ？と思われただろうな。

うちの近所はまったく普段通りに人が行き交っていたし、朝ごはんのサンドイッチを買おうと立ち寄った最寄りのコンビニも、まったくいつもと変わらなかった。ただ都心はさすがに車も人も少なく、心なしか歩いているのは女性とお年寄りが多いような気がした。サラリーマンはどこへ行ったのだろう。

仕事でもあまり人と話さないようにして、話すときも「離れましょう離れましょう」と意識的に離れたが、どうしてもコロナの話をしてしまう。そんな帰り道、夕焼けがきれいで、ちょっと寄り道して写真を撮ろうか…という気にはやはりならなかった。赤信号のフロントガラス越しに１枚だけ。車、やっぱり少ないな。

■GR III