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ドーパミンドリブン
こんにちは。
しかないかよこです。
9/16は、2回目の思春期体験講座を開催しました。
私が設定していた日程が合わないAさんが、
「別の日程で、できませんか?」
とお問合せくださり、開催が決まりました。
Aさん、勇気をもってお声をかけていただきありがとうございました。
今回は、東京、千葉、大阪、奈良からご参加いただきました。
私は東京在住ですが、生まれも育ちも大阪です。
関西色に染まらないよう気を付け、冒頭で、
「今日は関東の方と関西の方が半々ですが、
関西の人は2倍カウントなので、関東の方は臆せず意見をおっしゃってください」と自分への自戒を込めてスタートしました。
講座では、何回か意見のシェアを行います。
参加者に高校の先生がいらっしゃったので、
学校での思春期の子どもたちの様子なども伺いながら進めました。
家と学校では態度が違う子どもの話になった時に、
「学校で掃除をやる子は、ええ子です(東京弁で良い子の意味)。
掃除というあまり人がやりたがらないことをやるわけですから。
家で掃除をしなくても、学校でしているのなら、
家ではぐうたらさせてあげてください。」など、
現場の先生ならではのお話を伺いました。
このシェアが本当に良いなあと痛切に感じました。
ともすれば、ネットで「思春期、支援的声掛け」と検索すれば、
色々な情報が得られるし、本もいくつも出版されています。
講座で事前に参考動画を見てきていただくようにご案内していますが、
この動画を見るだけでも、内容は理解できるでしょう。
でも、ここから一歩先に踏み込むのが講座なのだと思いました。
動画を見た感想や、学んだ理論やスキルについて
各自の意見をシェアすることで、
色々な気づきが生まれます。
ワークを一緒に取り組んで、
あーでもない、こうでもないと、試行錯誤することで、
自分の答えが見えてくる場面に遭遇します。
昨日も声掛けのワークに取り組んでいた時に
「何も言わない共感もあるのでは?」とSさんからぽつりとひとこと。
思春期の子どもは、ほめても嫌味にとったりするからです。
一同、うーんと唸ってしまいました。
そういえば、今は、21才の息子もそんな感じでした。
彼の頑張りに対して先生から激励のメールが来たときも、
「ふん、そんなのは大げさに書いているだけ」と
にべもありませんでした。
私は息子に、彼の頑張りを伝えたい時、
よく妹や弟を使っていました。
息子が聞いていそうな場所で、
「お兄ちゃんは、○○で本当によく頑張ったんだよ。
先生がメールで教えてくれたの。嬉しいねえ」
と妹と弟に話すのです。
あとは、祖父母も使いました。
喜んだ祖母が息子にラインをするのは、受け入れられたようでした。
講座の最後に感想をシェアしました。
お互いの感想を聞くことも、さらに気づきの一端となりました。
・共感や圧力を最小限にとは自分でもできていると思っていたけど、
説明の部分で、自分の気持ちをしっかり伝えていきたいと思いました。
・やりたくない後ろ向きな気持ちや、いいわけに発火しがちだけれど、
前頭前野が未発達であることを親自身に落とし込むことで、思春期を早く抜けるかもしれない。
・後ろ向きな発言や、投げやりな言葉、白黒思考などは、思春期の特徴というのがわかったので、前頭前野が育ってきたら、コミュニケーションがもっと楽になるだろうと思った。親がご機嫌でいることも大切。
・「思春期だからチャレンジできる」ということを知ったので、自分の子どもの突拍子もない意見にも納得ができました。
「共感をしてるつもりではなく、できるようになりたいな」と思いました。
・子どもとバトルの最中は、声掛けのステップが頭から飛んで行ってしまう。共感は意識しないとできないから、共感を大切にしたい。
こういう気づきは、一人で動画をみたり、本を読んだり、
ネットで検索して得た情報だけでは得難いと思います。
忘却の彼方にあった、自分の思春期の頃の気持ちや行動を思い出すこともありました。
「思春期の感情爆発は脳のせい」「親がご機嫌でいることが大切」
という名言もでました。
お互いのシェアからの気づきの連鎖を目の当たりにして、
私のワクワクした気持ちは加速し、
ドーパミンが大放出でした。
講座終了後、参加者の方が、Zoomから退出される前に
「今日はファンデーションを変えましたか?
とってもお顔の色が明るいです。」
とお声をかけてくださいました。
最初はいつもと違う場所でZoomにつないだので、
照明や壁紙のせいだと思ったのです。
でも、違いました。
ドーパミンのせいですね。
(計測していないから、もちろん科学的ではありません)
その後も、ワクワク感が止まらないのです。
この高揚感が私の顔色を変えたのだと思いました。
思春期は好奇心(ドーパミン)の源を探す旅立ちの時かもしれません。
自分は何者で何になるのか?
不確かだからこそ、不安や恐れで感情もより不安定になるのかもしれません。
そんな感情のうねりに翻弄される子どもたちを前にして、
私たちも翻弄されがちです。
そんな時に、ご一緒に学び、シェアすることで、
私たち親の気持ちが落ち着き、視野が広がるのであれば、
私は、その場にご一緒できて、こんなに嬉しいことはないと思いました。
子どもとの関係性のベースとなる4つのスキルを学ぶ講座です。
ご興味のある方はご一緒に学んでみませんか?
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