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Self-Regulation

こんにちは。しかないかよこです。
今日は、オンラインサロンAri's Academiaのメンバーが主催している読書会に参加しました。『The Power of Character Strengths』で紹介されている強みの一つがテーマとなります。今回は、Self-Regulation(自制心)でした。この読書会には審美眼、親切心、寛容さに続き4回目の参加です。参加するにあたり、自分の自制心の順位を確認してみました。24位中9位です。そんなに低くはありません。ただ、本を読んでますます「私は自制心とは縁遠いなぁ」と感じていました。ダラダラをこよなく愛する私としては、この結果に首をかしげつつ、参加しました。

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私はこの読書会が大好きです。本は英語なので、ぼんやりとしか掴んでいない内容を、アメリカ在住の方や英語に堪能な方に言わんとすることをお尋ねすることができます。また、他の方の意見や感じたことを聞くので、視野が広がり、色々な気づきを得ることができるのです。

今回も暖かいメンバーのご厚意に甘え、興味と好奇心の赴くままに、ここぞっと思うと、すぐに質問をしたり、気づきをシェアしてしまいました。全く自制心のかけらもなく、今振り返っても恥ずかしくなります。
私の横やりにめげず、いつもきれいにフォローして場をホールドしてくださったファリシテーターのNY在住Yさんと、CA在住Eさんに感謝です。おかげ様でたくさんの気づきを得ました。

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一番の気づきは「自制心は筋トレのように鍛えられる」ということです。確かにこのフレーズは読んでいましたが、それより自制心を使えない自分に背徳感を感じていたので、心に残っていませんでした。読書会でこの部分をシェアしてくださる方があって、この時は心にすっと入ってきました。「筋トレのように鍛えられるなら、できるかも」と思ったわけです。何か小さな行動から始めてみる。

本文中で自制心のある人の信念を表す言葉に"enough is enough"というフレーズがでてきます。「このニュアンスがわからない」と質問した時「チョコレートが10個あっても、1個でやめておこう。1個で私はじゅうぶんと思う感覚」と教えていただきました。自制心がTopの方は「自分が○○と決めたことは、それに即して行うことが心地よい。私はこれぐらいでじゅうぶんと思うので」ということでした。

私は小腹がすくと、ついつい甘いものに手がでます。そのため、この例えはなるほど、と思いました。"enough is enough"を念頭に置いて見直してみたいと思いました。

そして驚いたことに、今回参加したメンバーで自制心が高い人は、陸上部出身でした。学生時代に周囲から「どうしてあんなに黙々と走り続けるのか?」と不思議がられても「陸上部だから走るのは当たり前」という感覚だったそうです。ただひたすら走り続ける姿をみて、ファンになる人も現れたほどと聞き、なるほどなぁと思いました。ひたむきに何かに向かう姿は、美しく、魅了されます。今回、自制心がTopのAさんの数々の発言を聞いて、その潔さは私の憧れになりました。小腹がすいた時、Aさんを心に思い浮かべたいと思います。

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そして、気づいたことがもう一つ。
自制心は、例え下位だったとしても、みなさん何がしかの時には発揮しているということ。そして、それは、過去の体験に紐づくことがあるということです。例えば、健康を害したことがある方は、健康には自制心を使うようになったり、お金の管理や嘘をつかないなどしつけに厳しいご家庭で育った方は、その分野には無意識で自制心が働くとのことでした。私自身は過去、どうだったかなぁと振り返ると学生時代の方が自制心が高かったように思います。でもそれは、自分自身から出たものではなく、周りからの評価や期待に応えるもので、その必要がなくなってくると、自制心の雪崩が起こってしまいました。

自制心の雪崩が起きた今の私はどうなのか?とさらに考えてみました。確かにダラダラFirstの生活ですが、そんな生活でも自制心を発揮しているとするなら、外出先から帰宅した時です。休憩せずに、とりあえずの家事をします。座ると動けなくなる自分がわかっているので、ダラダラする家族を横目に、ちょっとした夕食の準備をしたり、洗濯物をいれたり、とにかく、先にするべきことをやってから座ります。座ると立ち上がるのに時間がかかるのが難ですが。「先にやることをやってから」という母の姿や、その母に育てられ幼いころに培われた自制心が働いているのかもしれません。

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さらに、自制心とは、マインドフルネスと同じで、集中力をここにとどめておくことではなくて、別のものに注意が移っても、現状に戻ることだと紹介されていました。座禅で意識がゆらぐと喝を頂き、現状に戻ることがありますが、自制心の高い方は、それが自分自身で出来るのかもしれません。なんと自制心Topの方々は「あの規則正しい生活が魅力的で尼さんや旅館の女将に憧れたことがある」とおっしゃっていました。

そして、自制心を上手く使えない時は、セルフコンパッションを意識するとよいとありました。

私は、なかなか続けることができない自分を責めず、揺らぎを認め、現状に戻ることに気持ちを向けようと思いました。これなら私もできそうです。
実は、お恥ずかしながら、私は三つの良いことを継続して書くのに何度も挫折しました。「寝る前に書けば良い」と言われますが、ついつい、ダラダラと過ごして忘れてしまいます。数日忘れると、自責の気持ちから「もういいやぁ」とやめていました。

年始に”はぴトレ”というアプリで記録するようになってからは、17日間続いています。

まだ習慣になっていないので、もちろん、時折忘れます。そんな時は「続けよう」と思った気持ちに立ち返ります。書き忘れたことを責めないで、どうやったら書き忘れないかを考え、続けることをしていると、寝る前にダラダラモードになってきた時、はたっと思い出すようになりました。

こうしてじっくり振り返ってみると、読書会のワークでは見つけられたかった自制心を使った行動が私にも潜んでいるようです。私の自制心の種がどこで芽吹いているのかもう少し自分の生活を見直してみたいと思いました。

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自制心が働かない私は、読書会中に思わず「私の自制心が9位なんてVIAの結果がおかしい」と呟いてしまいました。自制心がTopの方と余りにも感覚が違うからです。自分が間違えているのに「How Strange!」と相手に向かって叫ぶ人のようです。

そこで、読書会の後、過去の順位を見てみました。5年前から振り返ると、18位→9位→20位→24位と変遷していました。そうです。前回は、最下位。(今回は最下位の座を寛容さに明け渡しました。)この結果をみて「VIAの調査結果がおかしいのではない」と妙に納得した私です。

次回の読書会は、HUMORです。私のユーモアの順位は7位です。でも、私にとってユーモアは強みというよりDNAに組み込まれている感じです。次回がとても楽しみです。暴走しないために自制心とパソコンにはって参加しようと思います。

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