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自他尊重のコミュニケーションを学んでみたら・・・。

こんにちは。しかないかよこです。
先日、ニューヨークライフバランス研究所の認定講師として「世界に通用する子どもの育て方アドバンス講座 第2回」を行いました。不覚にも講座でのお写真を撮り忘れてしまいました・・・。

講座は、前回の振り返りから始まります。まず、第1回のテーマACRの実践報告をしました。

「大学入試から帰宅した息子にACRを意識して話を聞くと、子どもが色々と話しを聞かせてくれました。」
「職場で周りの人がネガティブにとらえていることを、ACRを意識して良い面に注目して話かけると、場の雰囲気がよくなりました。」
「パートナーの良かったことをしっかり聞くと、いつも以上に色々と話しができて会話が弾みました」

実践報告を伺っている時、Rさんから「なかなか良いニュースが見つからないものだと思いました。自分の中のネガティビティーバイアスに改めて気づきました。」というお話がありました。そして「かよこさんの実践報告は?」と切り返され、ドキッとしました。Rさん同様、良いニュースに気づくのは難しいなぁと改めて感じた2週間でした。私自身、どうしてもちょっとしんどかったことを言いたくなります。でも、最後は「良かったこと」を伝えるように意識してみました。そうすると、じんわりと気持ちが暖かくなりました。周りの人との何気ない会話でも、とにかく、良いニュースにアンテナを貼っていきたいと思っています。

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さて、第2回の講座のテーマは、アサーション。「自分も相手も大切にする自己表現」である自他尊重のコミュニケーションです。

皆さんは、何か人に伝えたい時、どのように伝えますか?
もちろん、相手や状況によって様々だと思います。

私の場合、子どもが出したものを片付けない状況に対して、
自分の心に余裕があると「部屋を片付けてほしいなぁ。」
自分が疲れてイライラしていると「部屋を片付けなさい!」

でも、これって、上手く伝わったことがあるだろうか?と振り返ると、10戦9敗ぐらいのような気がします。唯一、勝利した1勝は、私の怒気を察知して、子どもが動いた時ですね。しかし、これって全然自律的ではない。自律的に動かない子どもを見ていると、それはそれで鬱々としてきます。

アドバンス第2回では「アサーション」を通して、相手とどのようにコミュニケーションしたいかを掘り下げて考えます。ワークを通して、どのように伝えると相手と自分の双方にOKなコミュニケーションになるかを体験しました。

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そのワークをしている時に、Mさんがポツリと「アサーションのコミュニケーションを考えていると、ともすれば相手が思い通りに動いてくれることを期待する自分がいることに気づきました。それって、違うような気がします」というお話がありました。

そうなんです。アサーションが目指すのは、自分も相手もOKなコミュニケーションです。決して、自分だけOKな状況を目指すのではないのです。つまり、アサーションを踏まえてコミュニケーションをとったとしても、相手は自分の思い通りに動くわけではないのです。アサーションのワークを通してそこに気づかれたMさんのシェアのおかげで、ぐっと理解が深まりました。

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さらに、講座の翌日に、Yさんから早速、アサーションの実践報告がありました。
Yさんは小学校一年生の息子さんに、ご自分の考えを伝える時にアサーションを試したそうです。「コントロールにならないように伝えるのは、さじ加減が難しいと感じましたが、ハンドアウトを見ながら、話に詰まりながら、何とか伝えることができました。」とのことでした。
そして、さらに「非難していないか」も気になったので聞いてみたそうです。すると「最近はないよ」という嬉しいおこたえがあったとのこと。
Yさんとお子さんの光景が目に浮かびました。
講座での最後の感想で「期待は高くても良いけど、非難が問題であることを知ったので、非難には気を付けようと思います」とおっしゃっていました。早速、実践されるYさんに心から拍手を贈りたいです。

2週間後の第3回でみなさんの実践報告を伺うのが私は楽しみです。何かを伝えたい時、我慢してやり過ごす受け身的ではなく、また、自分の考えを押し付ける攻撃的でもない、自他尊重のコミュニケーションを意識して、私自身も過ごしたいと思います。「片付けなさい」と口にしそうになった時がチャンスです。最後に、私のアサーションのバイブルをご紹介します。








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