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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」12月後半

2023/12/16(土)
展示「妄想路上ラプソディー」に干潟さんと村田さんが在廊しに来てくれる。
ギャラリーの手前では千鳥橋の父(と私だけが勝手に呼んでいる)中田粥くんがノイズタロット占いというのもやっており、かなり賑やかな空気。

干潟さんが展示しているもじゃハウスの模型を舞台にした紙しばいを、14時、15時、16時の3回公演(という呼び方でいいのだろうか)してくれる。
「お子さんも楽しめるイベントにしたい」という近所の親子連れに来てほしいなと思いBAIKafeと千鳥温泉にポスターを貼ってもらっていたら、3回ともポスターを見たご近所の知人親子が来てくれた。
ご近所以外のお客さんも紙しばいの時間にあわせて来てくれた方が多く、公演は盛況に終わった。
干潟さんがかなり準備や練習をしてくれていたそうなので、お客さんに来てもらえてよかった。

友人のMちゃんが粥くんの占いを受けに来た。久しぶりに会ったので、占いの前に1時間ほどあまみさんたちに店番をお願いして喫茶店でお喋りする。
前に会った時のMちゃんは片想いをしていたが、その後恋が成就し今も続いており、相手もいい人らしい。だがこれまでに酷い目にあった経験が邪魔をして時々トラブルになる……と、ざっくりそのような話を聞く。

やがて時間になったのでシカクに戻り、Mちゃんは占い、私は仕事を再開する。
しばらくして占いが終わったMちゃんに「どうだった?」と聞くと、
「さっきみゆきさんに話したことが全部カードに出てきて丸裸にされた。千鳥橋の父やばい……」
と震えており、すっかり父の崇拝者になっていた。またシカクで占いするときは友達も連れて来るとのこと。父、すごい。わざわざ友達が来てくれて全然当たらなかったら申し訳ないなと思っていたのでホッとした。

というか、私が勝手に呼んでる「千鳥橋の父」という名前がシカクの中でだけ定着しつつあるのが面白い。
村田さんと干潟さんも、粥くんに「あなたが千鳥橋の父さんですか」と声をかけていた。
「ち」がいっぱい入っているところと、字面に神秘性がなく、本当にただのお父さんっぽい感じが楽しい言葉だと思っている。


2023/12/17(日)
しばらく全然人が来なかったが、夕方くらいから混み合う。昨日も同じ感じだった。普段は14〜16時くらいに賑わってだんだん落ち着くことが多いのだけど、年末だから人の動きが違うのかもしれない。しかし開店してずっと人が来ないのは心臓に悪い。

夕方ごろにあまみ夫妻が来て、年末のDIY計画について話し合う。
前回は本が見やすいよう平台を広くして、商品が見やすくなったがそれにより収納スペースが減ってしまった。
なので今回は収納と陳列を兼ねた台を作るのがメインで計画している。楽しみだけど、またお金がかかるので恐ろしい……。

レジで声をかけてくれたお客さんがおり、聞くとバーチャルシカクや通販の常連のBMHさんだった。ついにシカクのお店まで来てくださった!嬉しい。

BMHさんと前回お会いしたときは、文学フリマの会場で「差し入れの代わり」と言ってお小遣いをくれたが、今回もまた「お土産の代わり」とポチ袋に入ったお小遣いをくれた。
年末なのでお年玉をもらったような気分だ。

BMHさんを見送ったあとであまみ夫妻と話し合い、このお小遣いはシカクの5人が集まって新年会をするときに使おうということに決めた。そしてポチ袋に「新年会代」と書いて忘れないようにホワイトボードに貼り付けた。
それからホワイトボードを見るたびにわくわくするようになったので、いいことをした、これからはいただいたものを積極的に貼り付けていこうと思った。


2023/12/18(月)
シカク出版の新刊、古賀及子さんのエッセイ本『気づいたこと、気づかないままのこと』の発売告知準備をする。

新刊が出るときは、同じ宣伝文句を色んなところに何度も書かないといけない。書店さんに送るチラシやメール、書誌データサイト、自分のホームページなど。
はじめに文章を考えたものを各所にコピペするのだが、書いているうちに「こっちのほうがいいのでは?」という別の文が思い浮かぶ。そうなるとそれまでにコピペした文章もすべて直す必要があり、それをやってるうちにまた別の文が浮かび、だんだんどこで文章を直してどこは直してないのかわからなくなってくる。
そんなことをやってるうちに夜になってしまい焦ったが、なんとか予定通りの時間に告知をすることができた。

お知らせのブログ→ http://uguilab.com/day/?p=1142

告知をスタートすると、直後にSNSの反応や通販の注文がバンバン来て驚く。古賀さんの人気ぶりがすごい。
しかしこれは元からある古賀さんの人気による反響なので、甘んじてはいけないのである。古賀さんのことを知らなかった人にも買ってもらえるよう、これから頑張るぞ。

完結した『ダンジョン飯』を読もうとしたが、前の話をさっぱりと忘れており、1巻分さかのぼっても思い出せないので、5巻分さかのぼって読んでいる。楽しみが長くなってちょっと得した気分。

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