チミドロ表裏

「なのかな?」の裏話 10.「ジャスハイヘブン」の話(スズキナオ)

2019年3月15日に発売になったテクノラップバンド・チミドロの2ndアルバム「なのかな?」の収録曲について、リーダーのスズキナオが思い出を綴る連載です!

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今回は、

10. ジャスハイヘブン

のことを思い出します。ついにあと2曲だ。

チミドロのメンバーはだいたいみんな酒好きなので、会って話すのは酒や肴のこと。そしてその話をしながら飲んでいるのも酒、という風にいつも酒びたりです。
そんな感じなので自然と酒をテーマにした歌が多くなり、今回のアルバムにも「酒地蔵」「ゲットー酒場」とか、酒の曲があるのですが、「ジャスハイヘブン」というこれもそうです。

チミドロがいつもお世話になっているライブハウス「四谷OUTBREAK」のことは、「わんにゃんパーク」という曲について書いた回でも触れました。
東京でも有数の“わかってる”ライブハウスである四谷OUTBREAKは、いまや甲類焼酎の一大ブランドとなりつつある「キンミヤ焼酎」をかなり早い時期からお店で扱い、それだけでなく、キンミヤ焼酎をテーマにした「キンミヤナイト」というイベントも開催していました。
ライブハウスが主体となって酒がテーマのイベントを企画する、素晴らしいことです。

チミドロもその「キンミヤナイト」で何度かライブさせてもらったりしたのですが、2015年の3月、そのイベントの一環として、キンミヤ焼酎を製造している酒造メーカー「宮崎本店」とコラボした記念Tシャツが作られ、さらにそのTシャツにキンミヤ焼酎をテーマにしたコンピレーションアルバムがついていて、と、今こうして書いていても、四谷OUTBREAKのキンミヤ焼酎に対する過剰といえるほどの愛を感じますが、とにかくそのコンピレーションCDに収録するための曲としてチミドロで作ったのがこの「ジャスハイヘブン」という曲でした。
「ジャスハイ」というのは、焼酎の「ジャスミン茶割り」のこと。店によっては「ジャスミン茶ハイ」とも呼ばれ、そこから「ジャスハイ」の略称が生まれて酒飲みの間で親しまれております。

キンミヤ焼酎というとホッピーとの相性のよさが有名ですが、その頃の自分はジャスミン茶で割るのがキンミヤ焼酎を美味しく味わうベストな方法なんじゃないかと考えており、いや、何で割っても、そのまま飲んでも美味しいのはわかっているんですが、とにかくこの2015年あたり、ジャスハイな気分だった。
また、「ジャスハイ」っていう略称のなんともかっこいい響きよ。なんだかアッパーな感じで。

ジャスハイが旨いという話と、その頃私は会社を辞めたばかりだったのですが、会社に勤めていた頃の朝の憂鬱な感じ、とにかく一瞬でも早く仕事終わって飲みに行きたい気持ちを組み合わせた内容になっています。

トミータが足してくれた「ンチャ、ンチャ」っていう裏に入るシンセによって陽気でのん気な感じが出て、アルバムの最後の方みたいな感じだねとみんなで話し、コンピだけなく、今回のアルバムにも再録することにした記憶があります。

ジャスミン茶ハイに限らず、最近、お茶ハイ全般に非常に興味があり、色々試しています!特に今、紅茶ハイがいいんじゃないかと思っています!

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チミドロ2nd FULL ALBUM「なのかな?」については特設サイトをチェック!

「なのかな?」の裏話 過去の記事はこちらから!


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