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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」12月前半

【ご挨拶】
2024年、明けましておめでとうございます!
ゆるゆる更新している本マガジンをご愛読いただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。
今年も燃え尽きないよう更新がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2023/12/1(金)
「妄想路上ラプソディー」という、路上の植物とか落とし物の写真やもじゃもじゃした家の模型の展示の設営をする。
と言葉で書いても全然わからない、説明の難しい展示である。
詳しくはサイトを見てください。

3人が設営の間ずっと仲良くおしゃべりしているのが聞こえてきて、内容がコントや深夜ラジオみたいでおもしろかった。

夜、シカクから電車で2駅の九条にあるMoMoBooksで、スズキナオさんとメテオさんのトークイベントがあるのを見にいく。
MoMoBooksに初めて行ったのだが、周りの路地の雰囲気や2階のイベントスペースの雰囲気の家っぽさに、なんとなく中津時代のシカクを思い出してエモくなる。中津時代のシカクの10倍きれいだったので、一緒にしたら怒られそうだが。

客席は3分の1くらいが知り合いで(ナオさんに至ってはは「ほとんどが知り合い」と語っていた)和やかな雰囲気。
『酒の穴エクストラプレーン発売記念スピンオフイベント』と銘打たれており、本の紹介もたくさんしてもらいつつ、メインは「ゲストやお客さんたちが酒を飲む時にぼーっと流すのにオススメなMVをみんなで見る」というものだった。
いろいろなジャンルのMVが流れ、それぞれの酒を飲む時のテンションの違いが窺えて面白い。
一番奥にあったソファに座ったつもりだったが、それは実は一番スクリーンの目の前だった。柔らかいソファに深々と座って観ていたから、MoMoBooksの方からあとで「たけしげさん、フィクサー感ありましたよ」と言われた。

終わったあと、会場側が用意してくれたピザを食べながら談笑。けっこう人が多くてメテオさんとはあまり話せなかったが、賑わっていてよかった。
酒の穴の本もけっこう売れたらしい。
いろんな人に年の瀬の挨拶もでき、年末らしいほがらかな気持ちになった。

2023/12/2(土)
展示「妄想路上ラプソディー」の街歩きイベントの日。
路上園芸観察家の村田さんと、落ちもん研究家の藤田さんと共にシカクの周辺を歩いて気になる路上園芸や風景を探す。
イベントの最初に、2人が事前に用意してくれたビンゴカードが配られた。各マスには数字ではなく、路上園芸の種類が書かれている。「ここに書かれた園芸を探しながら歩いてビンゴを揃えましょう」という趣旨で、揃ったら特に何かあるわけではないが、こういうゲーム要素があるのって楽しい。

それではと出発して、3歩くらい歩いたところで藤田さんが「見てください!」と、いきなりブロックの上に置かれた謎の鉛筆を見つけた。

みんなでその写真を撮っている間に、村田さんは向かいの家の植木鉢を見つけている。始終その調子で、10歩ごとくらいに何かを見つけるのでツアーの一行が全然進まず笑える。
シカクの周りには洒落たお店や観光スポットがないので、「このへんは何もないですね」とよく言われることが多いのだが、こうやって楽しみをたくさん見つけてくれる人たちもいるのだなと、遅々とした歩みで写真を撮りまくる集団を見て心が温まった。

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