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鹿田、俳句をひねる。

半纏羽織って腹巻き、そしてこたつでゴロゴロと純和風の冬を過ごす休日の午後である。空をどんよりとした雲が覆い、荒んだ色の木々が陰惨としたムードに拍車をかける。特に今年の冬は全力の猛威を振るい、手加減なく突っ込んでくるものだから鹿田は早々と白旗を振ったのだが、陰険代表『』はそれを無視するようである。勝ち目のない戦いと思い、ため息を布団内部の蔵にためていた鹿田であったが、これまた天啓が舞い降りた。

ことの始まりはJオヤジさんとの共同企画『誰が吠え上手?』。これで575の楽しさに芽生えた鹿田は、少し前、俳句をやってみようというような記事で拙い自由律俳句をいくつか試作してみたのである。


はじめから自由律とはハードルが高いと、俳句を嗜む方なら思うのかもしれないが、逆に俳句にほぼ初めて出会う身としては、口語調で、文字数もあまり気にせず作れる自由律俳句の方が随分とハードルが低く感じられた。俳句自体も(傍目にはどうなのか知識が無い故測れないが)まあある程度俳句と呼べるようなものができたのである。

と、そこに今度は橘さんが来てくれて、コメント欄で俳句のイベントがあることを教えてくれた。


もちろんイベントに目がない(特にこの時期の、オンラインの)鹿田は、有り難く参加の意思を伝え、そして今現在、という経緯である。


沙々杯』お題は「冬っぽい」俳句である。見て見ぬ振りをしてきた冬に、鹿田は今、真摯に向き合い、句を、ひねる!

・半纏を頭に被る寒夜かな

僕は寒いのが大嫌いで大嫌いで、布団から出すそれも耐えきれない。それでいつからか冬の間ずっと羽織っている半纏を寝た頭の上部において、覆うようにして眠るようになった。これが温かいこと温かいこと。口も適度に出せるので、鼻炎持ちの人にも優しい。冬の夜に頭が寒くて困っている人、ぜひ、お試しあれ😁

それにしても素敵なイベントに参加できて嬉しい!!

ではまた。


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