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これからも"女で生きていくこと"の意思をはっきりと持てた日。

現代ではジェンダーの問題は複雑だ。
女、男、心としての性。
私は生まれてからずっと、今も体は女、心も女と思ってきた。

広告業界に身を置く私は、ずっと男性社会でたたかってきた。他の業界にも同じようにあると思うが、"女だから"といって仕事は特別扱いされたいとは全く思っていなかった。対等になれるように、先輩を超えられるように、徹夜することも珍しくなかった。しかし、体調は自分の想像を超えて良くないことが多かった。

脳みそがいわゆる男化してしまったので、最近は言葉遣いも悪くなっている。気にはしているものの、口から出てくる言葉が「クソ〜」とか、「うまい!」など男言葉を発している。(文字にしてみると、言葉遣いが悪い言葉ってインパクトあるものだ笑)

だからこそ、恋愛の仕方もすごく悩んでいる。
これまで自分から告白をして付き合うなんてことは1度きり(結構最近)しかなかった。それ以外は、相手から告白されてお付き合いするパターンが多かった。それでも恋愛=お互いが寄り添い合うという定義なら、自分が心から違和感を感じずにそばにいられた人は、とっても少ない。
これは男女ともに同じように悩んでいることなのかもしれない。

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男性から選ばれる女というのは一握りで、
・顔がかわいいなり、綺麗
・容姿が男性好み、服装もスカートを着ている
・慎ましく、古風
などいわゆるステレオタイプの女性が、求められているものと思っていた。
現に結婚相談所に通っていた時、そこに登録している男性は古風な女性を求めていることが多いと聞いていたし、なかなか納得して次のステップに進めない自分もいた。

古風なタイプに私はあまり当てはまらないので、正直恋愛も結婚もしたくない、めんどくさい、疲れた、と思っていたところである。
市場に合わないのだと。

悩んでいる時に上記に述べているモヤモヤした気持ちを助長するのではないかと思っていたが、読み始めたデヴィ夫人の婚活論の本「選ばれる女になりなさい」。

これまでデヴィ夫人は、インドネシアの大統領夫人の顔しかテレビで見たことがなかった。本にも記載がある通り、日本名:根本 七保子さんという、れっきとした日本人であったということ。
特に、幼い頃〜16歳、〜23歳まで壮絶な人生を送られている。
読んでいる最中、涙が止まらなかった。これを書いている最中も涙が止まらない。

これは女として生きたい、生き続けなくてはいけないと思うのであれば、ぜひ読んでほしい1冊なのだ。(恋愛うまくいっていない、結婚もしていない私が言ってもね、というのもあるけど笑)
デヴィ夫人の金言に溢れている。

"わたくしはこんな人生を送りたい"
なりたい自分のヴィジョンを思い描き、それに向かって着実に歩み進んでいく。
何かを身につけるたびに、何かに気が付くたびに、何かを知るたびに未知の世界の扉が開けるようで、常にワクワクしていたのを覚えております。"
(本文より)

この言葉を読んだ時に、自分のキュリオシティに従って生きていくことを私は決意したのである。
とても背中を押してもらえているような気がした。


今だって、好き勝手生きていると自負しているが、結婚は?恋愛は?家族は?などいろんな質問や皮肉を投げかけられる。
これも自分の人生。
愛する人全てが、離れて暮らしていても、とても大事。

今でも思うのは、周りから投げかけられる言葉は、自分を写す鏡でもあり、今の自分を見つめなおすのにとても重要。しかし、周りにいる人がどんな人なのかで、その時自分の人生に与える影響も変わってくる、ということ。

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日本の女性は、もっと自分の人生を生きていい、とわたしは思う。

”周りの目を気にして、結婚しなくちゃ、寂しいから恋愛しなくちゃ、彼氏が欲しい。”
私も全く同じことを思っていた。
でも、自分の条件に当てはめて考えるだけで固執する。

自分に寄ってくる男で自分をはかるのではなく、自分の意思で向かうところで出会う人やチャンスを大事にする。
意思があるところに努力があり、引き寄せられる人を、運命と思って大事にする。

人は思った通りに生きていけない。だからこそ、その人生をジェットコースターに乗っているように、とにかく楽しんで生きるのだ。

“「人生はあなたがワクワクするほうを選びなさい」”

女だって、ワクワクしてイキイキして生きていい。そこに、自分に合う人が現れるのではないか。

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