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みんなで夜まで地蔵 ドンドンロンドンの思い出(卒業旅行D2)

ふと目を覚ますと4時半。寝るときはあんなに気を失うようにすぐ寝られたのに、浅い睡眠の波ですぐに目を覚ましてしまいました。
相部屋のNさんはロングスリーパーだと内輪で有名なのですが、その彼女が朝6時半くらいに起きてしまうくらい、大きい環境の変化は思ったより私たちのストレスになっていたようです。新しい種類のストレス。これも勉強なのだなと思いました。

そんなこんな、寝不足だけどアドレナリンで気分はハイな2日目!とにかくたくさん回りました!!足痛かった!

真っ赤なバスに乗って大英博物館へ

これぞロンドン 真っ赤なバス

大英博物館は混むだろうということで朝イチで行くことに。そのためにバスで向かいます。ホテルを出る直前で、昨日分のnoteで書いたように、トートバッグにつけていたカワウソの失踪に気づきました。ごめんねカワウソくん。でもかわいいと思われて誘拐されたなら致し方なし。
ちなみに、小さいムーミンのぬいぐるみも持ってきていたので、ベッドの上に放置して出ました!清掃が入ってどう配置されているか楽しみにしてたんです。

近くのバス停から乗り込みます。前日に意気揚々と買ったオイスターカードを。
赤くて二階建てのバスです。ロンドンと言えばのバス。日本のバスよりも床が低くて、スムーズに乗り込めました。
せっかくなので2階の席に乗り込む。ただ、めっちゃ揺れる。
私以外の3人は結構車酔いするタイプだったらしく、15分くらい乗っていたのですが結構きつそうでした。2階に乗りたいと言ってしまって申し訳ない。

車窓を眺めるのはとっても楽しかったんですけどね!
街並みはそれこそ、日本と違って建物が古いし、チャイナタウンらへんを通過したときは漢字がたくさん現れて驚いたり。
あとは海外って結構気軽にクラクションを鳴らすんですね、ブーブー聞こえました。

大英博物館

セキュリティチェックを通って大英博物館へ。

中はびっくりするほど広くて大きい。順路もないのでどう回ればいいか最初すごく迷いました。日本語用の地図は有料だったので英語のものを使いつつ。
テンション上がるけど全部見てたら終わらないので諦めて、目的地に向かって早足で歩くようにしました。博物館に行く前に目星をつけておいた展示を順番に回っていきます。

【見たいもの一覧】
・ロゼッタストーン
・クリスタルスカル
・ミイラ
・ラムセス2世
・パルテノン神殿の彫刻
・アッシリアの守護獣神像
・イースター島のモアイ像
・日本の展示

いくつか印象に残っているものをかいつまんで紹介していきます。

まず最初に見たロゼッタストーン。教科書でみたアレだ~~!とテンションぶち上がっていきます。
説明欄は英語だったので、写真だけとって解読を帰国後に回すことにしました。まだやってません。

展示物は多いわ広いわで、目的定めてさくさく歩いていかないと結構時間食っちゃいますね。途中の展示に足を止めまくってしまうと、全然みきれません。

日本のコーナー。
日本ビギナー向けという感じでした。なるほど、雑に日本の歴史の流れを紹介するとこうなるのか、という塩梅で。当たり前なのですが、トーハク行ったほうがたくさんいろいろありそうだね~なんて言ってさらっと見るにとどめてしまいました。

ギリシャ彫刻のコーナーではNさんが「ケンタウロスの腹筋、ムキムキすぎじゃない?」「ケンタウロスと戦いすぎじゃない?」とその筋肉に夢中になっていました。がはは。

個人的に一番印象的だったのは中国のコーナーの閻魔の助手の像です。

そこの説明文には
「Figure of an assistant to the judge of hell」とありました。

「judge of hell」
なるほど、たしかにこれは閻魔のことか。
よく考えれば、閻魔大王ということばだけで地獄の王様ってわかるの不思議じゃないか!?
なんて思ったりして、「閻魔大王」は東洋的価値観なんだな!という新しい気づきができました。自分のいままでのあたりまえが西洋的な解説で見直される感覚が気持ちよかったです。

昼食はFIVE GUYSで

日本未上陸のアメリカ発のハンバーガーチェーンがあったので、そこで食べることにしました。マック行きたいね~なんて話もしながら。

それにしても、ポテトの入れ方がダイナミックすぎる。
コップにポテトもる→袋にハンバーガー入れる→ポテトコップ入れる→ポテトをもうひとすくいしてふくろにつっこむ。
これが欧米か……!

Nさん撮影・もりもりポテト

徒歩でタワーブリッジへ

馬鹿だったかもしれない。
信じられないくらい歩きました。大英博物館近くのFIVE GUYSから、シティ・オブ・ロンドンの方へ。4人でてくてく歩きます。歩くんですが、雨が降ってきて結構大変でした。
現地の人みたいに傘は使わないでいいよね!と朝持たずに出たのですが、その時の私に言いたい、愚か者。
小雨でも1時間くらい歩いていたらでびちょびちょになります。しかも、雨の中慣れないところを歩くのはとても体力が奪われる!寒いし雨だし道にはちょっと迷うし。ロンドン塔とタワーブリッジは近くにあるのですが、ロンドン塔につくころにはもうへとへとでした。
あとは、よくわからないけどめちゃくちゃパトカーが出動していました。なにかあったのかもしれない。

ドブ川曇天タワーブリッジ

そんなこんなで到着したタワーブリッジですが、まずテムズ川を見てひとこと
「きったね」
と呟いてしまいました。
というか、よく考えたら都会の川なので汚いのはあたりまえなのですが、疲れて寒くてへとへとだった私はよくもまあそんな失礼なことを口走ってしまったのでした。

そこで生まれた標語が
「ドブ川曇天タワーブリッジ」でした。
別に面白くはないのですが、頭回っていないときに聞くと語呂が良すぎて言うのは楽しくなります。

Aさん撮影

時刻は17時くらい。せっかくならライトアップを見たいよね、ということで1時間小雨の中待つことにしました。
4人仲良くベンチに座って、暗くなるまで地蔵です。ずっと人生の話をしていました。こう思われるのは嫌だとか、こういう自分でありたいとか。ステレオタイプなんかくそくらえ!みたいな話とか。向上心の強い女ばかりで愉快であります。

日本人もそこそこいて、時折私たちの前にやってきて写真を撮っていったり(結構眺めの良いところで地蔵していました)、カップルがやってきて写真撮って去っていったりしました。
M「哀しくなるよね、カップルみると。うちらは女ばっかりでさ…」
Aさんと私「そういう固定観念やめようって話してたじゃん!なによ私たちといるの楽しくないって言うの!?!?!?」
Nさん「エエ!聞いてなかった!なんのはなし??」
そんなこともありました。

はてさて、そんな風にいろいろと話をしていたら日もだんだん暮れてきて、ライトアップが始まりました。橋が光りはじめます。

Aさん撮影

それはそれは綺麗で、「なんか都会っぽい都会だ~」なんてよくわからない感想を抱きました。みんなそれぞれある程度のライトアップで写真を撮ったりして、完全に明かりがつくのを待っていました。

ちなみにこの上の左側が全然光りやがらない!いつまでたっても!!
まあ、しびれを切らして退散することにしました。

光るタワーブリッジを通過してバスに乗り、ビッグベンに向かいます。ビッグベンもライトアップ狙いです。

Aさん撮影

ビッグ・ベン

Aさんいわく、ビッグベンと言えばピーター・パンなんだそう。

ビッグベン周辺に到着したのは19時くらいだったのですが、せっかくなのでピーターパンタイムの8:15まで地蔵することにしました。
最高の画角を探すため、向こう岸の橋から歩き回り、撮って比較。ビッグベンは毎時15分に鐘が鳴るようで、19時15分の鐘は聞いた覚えがあります。雨はぱらつきますが、これが最後と思えば…と力を振り絞り。

それでも30分くらい時間が余ったので、近くの駅のTESCOなるスーパーでお買い物をしました。夜ご飯はみんなでスーパーで買って、食べようということになり、その分のお買い物をします。このTESCO、2店舗目な気がするので、タワーブリッジまでの道で寄ったのかも……?お土産を買ったTSESCOがどこのTESCOだったのか全く思い出せません。メモしておけばよかった。

そういえば確かこの日、MがどこかのTESCOで「FRAGILE」と書かれたテープを買ったはず。車輪のとれたキャリーケースを補修するためのもの。テープを持つその後ろ姿はかっこいいものでした。

そんなこんなで8時ころになり、ビッグベンの前に戻ります。4人ではしゃぎつつ15分待ちました。

私は赤いバスとビッグベンを収めることに躍起になりました。

帰宅、即就寝

夜ご飯はうちの部屋に集合してごはん……、と思いきや私は終盤パタリと寝てしまったようでした。本当にこの日の疲労は今でも覚えているくらい疲れた。この日より歩いた日はあれど、疲れた日はありません。

ちなみに、この日の夜らへんからビタミンが欲しくてたまらなくなりました。持ってくればよかった。こっちって全然野菜でないんですね!!MとAさんは持ってきていたので、翌々日くらいに恵んでもらいました。

ちなみにMはこの前の日に
・お風呂のドアに親指はさむ
・ピアス片耳膿む
という災難が続いておりました。みんなで災厄無くなれと願いながら過ごした2日目でした。


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