不思議な人でいたい話

「ドライだよね」と、よく言われる。

良く言えば、平等な目線で物事を見ることができる
悪く言えば、単純に他人に興味がない

どちらかといえば後者の方が強いかもしれない。

他人に興味を持ってよかったなと思うことがあまりない。
だから誰がどうなろうが、「どっちでもいい」となるのだろう。

昔は純真無垢で誰の言葉も信じてきた。

そして、何度も裏切られてきた。

結果、自己防衛するために生まれたのが

「興味を持たない」

なのかもしれない。

ただ、実際そんなことできるわけもなく。
未だに誰かに興味を持って、
話をして、
仲良くなって、

そして、どうでもよくなる

これはもう僕自身の歪んだ性格のせいではないだろうか、とも思っている。
別に自分に≪深み≫があるとは全く思っていないが
その人の≪底の浅さ≫が見えた時点で興味がなくなるのは悪い癖だ。

【何故こんな考えができるのか】
【何故こんな行動ができるのか】
【何故】が尽きない人間は決まって面白い。

だからいつまでも一緒にいたいと思うのだ。

きっと僕が離れていく人
そして僕から離れていく人は

お互いの≪底の浅さ≫が見えてしまったのだろう。

だから僕はいつまでも誰かにとっての《不思議な人》のままでいたい。

<普通の人を演じる、不思議な人を演じる、ふつうのひと>

それが僕の本質だと思っているから。