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エレベーターの5階の中の景色

 7階からエレベーターを待っていると、金髪で眼鏡をかけている若いバイトらしき男が乗っていた。私の前に女の人がいて「何階ですか」と聞金髪に聞かれると4階ですと答えた。金髪は聞き間違えたようで5階を押した。「あ、5階じゃなくて4階です」女性が言い、しまったと5階を2回押してキャンセルした。私が乗り込んだ時にも「何階ですか」と聞いてきたので「5階お願いします」と答えると、「いや5階なんかい!」と言いながら嬉しそうに5階を人差し指で押したそのあと3人は無言のまま、私は先に5階でエレベーターから降りた。今思うと、なんかい!と何階をかけていたのだろうか。そんなはずはない。

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