丸亀 噛めば噛むほどその美味さを知る。
駅に降り立った瞬間は正直、「あっれー? 殺風景だなあ」と思ったのです。しかしその感情は、30分もしないうちにかき消えました。
香川県丸亀市。高松市民の僕にとって、申し訳ないですがほとんど降り立つ機会がなかった場所です。たぶん、ウンと小さな頃に来て以来で、記憶などまったくありません。
そんな僕に丸亀の楽しさを教えてくれる方ができたのですが、まあ駅前の「殺風景かも」というファーストインプレッションが雲散霧消したほど、ディープで面白い場所ばかり連れて行ってくださいます。
実は一昨日も(笑)。新しい知り合いもできましたww
確かに駅前の景色こそ「どこに何があるのだろう?」と戸惑うのですが、一見寂しそうに見える商店街の奥の奥、狭い路地裏、1人ではまず上がらないだろうビルの2階。
あるある、知らなかった世界が。しかも、高松にはないタイプの心地よいローカル感です。かといってよそ者を寄せ付けないという空気感などなく。
何事も、分け入ってみなければ分からないのよね。
香川県のご当地グルメ・骨付鳥には、身が柔らかくジューシーなひな鳥と、身が固く噛むほどに旨み染み出す親鶏があります。
昔は親鳥に対して「あんな固いもん、親父しか好き好んでくわねーよ」なんて言っていたのですが、去年初めて食べて以来、実はわたくし親鶏派に転向しました。
噛めば噛むほどわかるスルメ的な美味さ。
高松が分かりやすい味のひな鳥だとしたら、丸亀は噛めば噛むほど旨みが増す親鶏です。(あくまで高松市民・大鹿から見た視点ですよ。悪しからず)
僕は自分を恥じました。こんな小さな香川県で、隣の隣の隣の街すら知らない。もっと、もっと分け入っていかなければ。
酔っ払いながらそんなことを考えました(笑)。
今度はまた、丸亀を知らない誰かを僕が案内できるくらい、詳しくなりたいものです。
ps.
せっかくなので1つだけ、ハマったお店をシェアします。
丸亀の地域商社をされている企業さんが、水木金の夜だけ営業している缶詰バー。ちょっとマニアックなグルメ缶詰を酒の肴に、チャージなしでお酒をいただけるお店です。
香川本鷹唐辛子をはじめ、丸亀らしい食品を買って帰ることもできます。
実は…マスターと名刺交換をしたところ「大鹿さんて、Yさんのご家族か何かですか?」といわれて。Yさんとは僕の従姉妹で、不思議なご縁を感じました。
とはいえひいきではなく、気取らずサッと1杯やれる、本当によきお店です。
ビジネスホテルが近くにチラホラあるので、出張の方にもオススメしたい。
pps.
Kさん、いつも丸亀の魅力を想定の3倍以上教えていただき、ありがとうございますm(_ _)m
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