サイエンス・アート・クラフトのバランスを考えよ!
自分の仕事のやり方が属人的すぎるのが最近の課題です。
たとえばコピーライティングのようにどっしり時間を使う仕事が増えると、とたんに他のことができなくなってしまいます(汗)。
『7つの習慣』でいう第Ⅱ領域、「緊急ではないが重要なこと」に時間が割けなくなる。(だからといって仕事が必要ない! というわけではないので悪しからず。欲しいです苦笑)
自分を頼って仕事をご依頼いただいているわけなので、極力自分自身が手を動かすのが今の僕にとっては大事な責任です。しかしそれはそれとして、将来を考えれば代わりに任せられる人も必要で。
そこで今日の本題。ビジネスには
サイエンス=ノウハウ
アート=感性
クラフト=経験によって培われるもの
の3要素があると以前学びました。
このうち仕事を長続きさせるには「アートをいかに減らせるか」がポイントになるということです。
「感性って大切なんじゃないの?」
そう思われたかもしれません。確かに大事です。たとえば僕のケースでいうと、曲がりなりにも僕のアート=感性を評価していただけるから仕事につながっているわけです。
しかし逆の見方をすると、アートに依存しすぎていてはいつまで経っても仕事の属人化から離れることができません。
サイエンス=ノウハウは形に残すことができる。クラフト=僕の経験も形に残すことができる。けれどアートの部分はなかなか伝えられないので、サイエンスまたはクラフトの形で残さなければいけません。
この作業は一朝一夕ではできないと思います。間違いなく、多大な時間がかかります。
だからこそ、第Ⅱ領域「緊急ではないが重要なこと」として、地道に淡々と取り組んでいく必要があります。
会社のマニュアルづくりも同じですね。一度の作業で、誰もが迷わず成果を出せるマニュアルができることはまずありません。
完璧じゃないという前提に立って、40点程度の出来で第1版を発行します。そして更新を繰り返していく。遠回りのように見えて実はこれが正解。
なぜなら、マニュアルの作り手では気づけないアートが必ずあるからです。
僕のクライアントさんもそうなのですが、特にひとり起業・ひとり会社の場合、属人的ではいずれ手が足りなくなるのは目に見えています。
そのとき、「これ以上高望みはしない」のならそれも自分の意思。一方、「もっともっと事業を伸ばしていきたい」というのなら脱・属人化のタイミングが必ずやってきます。
そのときのために、何が自分にとってのアートで、それをどうすればサイエンスとクラフトに落とし込めるのか? あるいは他の手段で代替できるのか?
考えておく必要がありますね。
■発信者・大鹿のプロフィール
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