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本の中に入りたい

note30日目
久しぶりに朝note。
朝といっても11:30。


『読んだ本の感想を書いてみませんか』
noteさんが誘ってくれるのだが、最近めっきり本を読んでいない。

ちょっと前に読み始めた本は面白くて久しぶりにワクワクしていたのだが、ちょっとしたことで中断したところから数ヶ月手をつけていない。

自分の読書欲には波があって、波の始まりは小学生5年生頃。
みんなが江戸川乱歩シリーズにはまっていくなか、もっぱら物語系の本ばかり読み漁って、ときには物語の先が気になって授業も上の空、チャイムと同時に本を開くなんてこともあった。

その後は6年生の終わり頃にマンガを始めて読みしばらく漫画の世界にどっぷり浸かっていた。友達と貸し合ったり恋愛マンガ花盛りだった。

高校から大学社会人になるまでになって雑誌とムック本と新書にはまっていた。雑誌は特に大好きで、ファッションから生活系ガジェット本系までなんでも読んでいた。
ムック本も今の付録メインではなくて、事柄メインの特集本みたいな感じで、同じ特集でも出版社毎のカラーによって書き方が違うのが面白かった。
新書はもっぱら自分の学習分野のものだけれど、美しい文章と出会うのが嬉しかった。
もちろん小説も読んだけれど、好きな作家さんを見つけたら数ヶ月はとことん、どうもしっくりこないと20ページ位で挫折という感じで、積読も多かった。

こうやって振り返ってみれば、まぁまぁ本は好きな方だと思うのだけれど、
ここのところ、どうも読めない。
本屋さんは相も変わらず好きだから、時間があれば寄ってつい新しい本を買ってしまうし、webで古本も買ってしまう。
なのに途中で止まったままの本がどんどん増えてしまっている。

読みたいのに、読めない…
没頭できないのだ。
読み始めて少しすると、刺激されるのか自分の思考がうるさくなってきて、そのうちそちらが勝ってしまう。
連想ゲームのように押し寄せてきて、読書時間を乗っ取っていくのだ。

思考黙らせマシーンとかないものだろうか。
集中するしないとも違うような気がする。
内容に「おぉ!」などと感嘆したりすると余計によくない。
「では〜〜ならば…」などと暴走が始まってしまう。
聞いてないんよ、そちらの話は、と言いたいところなのだが、何せ我が強いというか、主張がうるさいのだ。

いつの間にか面倒臭い脳みそになってしまっている。
物語の中に入り込んで景色が目な前に広がる。
ただこんな素直な成り行きに身を任せるだけなのに、どうしてうまくいかないのか。

思考の彼方に行ける術をもう一度読書で探し出したいと思う。



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