自分史的なクリッピング史料

もうすぐ確定申告の季節だ。医療費控除を受けるために領収書をかき集めて、10万円を超えているかどうか?等を12月末からやり出す。持病もあるので、かれこれ20年以上通院が続いていて、毎年10万円をゆうに超えている。生活習慣病だから完治はしないし、早く医療の科学的な発展で、新しい治療薬が開発されないかなぁと切に思う。通院生活は日常的になってしまっているとは言え正直気持ちは疲れて来ている。

もう一つの悩みは睡眠。現役時代に朝活型だったので、どうしても早朝に起床していた長年のツケが今を悩ましている。要はよく眠ったという気持ちになれない日々。仕事でも勉強でも午前中はいいけど、必ず昼食後に睡魔に襲われ、明らかに生産性は落ちていることに年と共に気づいていた。それだけに以前より関心を寄せていた。少し昔の記事を振り返ってみることにしようと思う。

2015年12月7日 日経 経営の視点 ものづくりベンチャー台頭

冒頭で2社のベンチャーが紹介されている。
・英コクーン
 脳波を検知して流す音楽を変え、安眠に誘うヘッドホン。
 できれば、選曲リストに自分の嗜好も少しでも入れて欲しいなぁ。
・加レボルテクノロジーズ
 耳に合う形に固まるイヤホンの製品開発。
 イヤホンもマスクじゃないけど、結構耳に負担がかかるしなぁ。

この2社には共通点があると記載されている。
・ハードウエアウィをつくるベンチャー投資するアクセラレーター、HAXの
 支援を受けていること。HAX TOKYOも在り、住友商事などによって運営
 されている。
 HAXは深センとサンフランシスコに拠点を持ち、開発から販売までも支援
 すると。
・音響を最適化する技術をオーディオ機器大手のオンキョーが提供してい
 る。 

オンキョーにとっては、自前主義を捨ててでも、こうしたベンチャーのフレッシュな発想に触れると共に会社自体をリフレッシュできるなどメリットは大きいようだ。センサーも安価、高性能が実現されていて、少量生産も可能になっていて、ハードウエア事業の参入ハードルが下がったとある。HAXは2012年からロボットやヘルスケア機器などベンチャーを90社支援して来たと(掲載当時)の記載。

これはソフトだけでなくハードにおいてもベンチャーのスタートアップがし易くなったことを意味するし、一方で大企業はそうした種を見出せずにいる姿もあるとコメント。

ハウステンボスのAR技術を応用したアトラクションも事例として挙げられてはいるが、今は昔の話になってしまったものもあるのだろうか。また埼玉県のトリニティという会社も紹介されていて、こちらはスマホ周辺の機器・技術で会社は今も元気な様子。紹介記事ではスマホ本体を初めて自社開発したとあったが、同社のWebsiteではProductsとして見つからなかった。いわゆる「選択と集中」がその要因なのだろうか。Websiteは元気があって十分に活躍されている様子がみて取れる。

最後には大企業の態度として、「どうせベンチャーだから・・・」という評価認識は止めた方がいいというアドバイスがある。自分も所属していたけど、メガジャイアントというのは、どうしても自分たちを上のポジションに起きたがるという自省も含めて会社にはそうした雰囲気があったことは否めない。でもそんな時代感覚は終わった。日本のリカバリーはやはりマインドのリセットから始めなくてはならないと思う。これも9年前の記事だし、今だに続いているような・・・。

不眠症的に悩まされ続けていて、なかなか質の良い眠りが得られない。枕を変えたり色々したけど、体に染み付いた習慣が簡単には抜けないことには抗えない。よく言われることだけど、人生のうちの3分の1(或いは4分の1くらい?)は睡眠が占めるわけだし、無意識の時間かもしれないけど、充実した時間を過ごせないものなのか?と日々思う。ゆっくり眠りたい、眠ってみたいという願望は大きく、その研究の進展、商品開発等々に期待したい。でも何よりも自身のマインドのリセットの方が先なのかなぁ?

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