椎茸を100個以上育てた自分からしいたけ栽培キットのコツ

ぼくは椎茸祭という椎茸の出汁屋を経営しているものです。
たまに椎茸先生と呼ばれて椎茸にだけ詳しくなる講座をしたりしています。

「しいたけハウス」という椎茸栽培キットを過去に販売していた経緯から、今までに100個以上、屋内で菌床椎茸を栽培してきました。今回、周りで栽培キットの需要が増えてきたようなので、今までの栽培経験をコツとしてまとめたいと思います。

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①「ジメジメして真っ暗なところが好き」は偏見

ほとんどの方が持つ椎茸のイメージは「ジメジメして真っ暗のところで育つ」だと思うのですが、実は椎茸においてはそうでもありません。

一般的に、椎茸栽培時、湿度は60%以上あったほうが好ましいので、ジメジメしたところというのは正しいのですが真っ暗の条件だと実は生えにくいのです。

実は、天然の椎茸は陽の当たる方向に生えます。
光がまったく入らない場所で育てると彼らがやる気を出さないのか、生えが悪かったり色味も白くなりやすい傾向があります。

とはいえ、あまりに日当たりが強すぎると表面温度が35℃を超え、シイタケ菌が弱りはじめてしまいます。（なので暑い日が続く場合はなるべく涼しいところに置いてあげてください...！）また、風通しがよくないとカビたちが集まってきて、シイタケ菌は負けてしまって生えなくなります。

ですので、
・湿度は高い状態をキープできる場所
・直射日光は入らないけれど少し明るい場所
・ほどほどに風通りのいい場所
を実現できるのがベストです。

とはいえ家に上記の条件が満たせる場所はあまり多くないと思いますので、せめて上記のうち2つだけ、または1つだけでも満たせる場所を探して、成長の様子を見ながら調整をしてみるのをオススメします。

特に熱には弱いので、温度にだけは特に気をつけてあげてください...!!
// 逆に、冬が旬だったりするので寒さにはめっぽう強かったりします。

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②毎日の水やりで喜ぶのはカビたち

はじめて椎茸栽培キットをやる方は、毎日のように水やりをする場合が多いのです。椎茸には前述の通り湿度の高い環境が好ましいとはいえ、特に風通しがあまり良くないと、湿度が高くなりすぎて、カビの繁殖元になりやすいです。

そもそもシイタケ菌はあまり強い菌ではありません。
自然界の椎茸が松茸以上にレアと言われ、自然繁殖がなかなかできないように、シイタケ菌そのものは弱いのでカビなどが繁殖してくるとシイタケ菌が負けて、椎茸は生えなくなってしまいます。

なので、毎日の水やりはせず、栽培キットの袋やケースの曇りがなくなったら水やりをすることをオススメします。また彼らも呼吸してますので、たまにケースを空けて空気を入れ替えてあげるといいかと思います。

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③小さめで収穫して軸の先まできちんと切る

椎茸栽培キットは5~14日ほどで育ちますので、あっという間に巨大化していきます。ただ椎茸は育ちすぎてヒダが裏返ると味も落ちやすいので、傘がひっくり返る前の段階での収穫がオススメです。

また収穫は楽しいのですが、手でちぎったりするよりもハサミやカッターなどで綺麗に軸の先まで切り落としましょう。軸の先が残ってしまうとそこからカビたちが集まってきて、そこから菌床がダメになりやすいからです。

また軸の先まで切り落とす際、菌床本体を傷つけないようにすることがその後の栽培時に重要です。もしも菌床を傷つけてしまうと軸の話同様にカビ帝国から手下を送り込まれてしまうのです。

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④さいごに

以上３点、気をつけて栽培いただければ、きっといつもよりも良い椎茸を収穫できるのではと思っております！

ここまで書いて、完全に弊社の椎茸栽培キットをレコメンドしたいのに、販売していません！笑　他社さまの椎茸栽培キットを栽培する際に活かして頂けたらと思っております〜！

弊社ではしいたけ栽培キットは扱っていないのですが、原木しいたけの出汁を扱っております。しかもたまたま今はキャンペーン期間ですので、ちょっと告知させてください...!!

リニューアル記念として、昨年アマゾン和風だしランキングで１位になった椎茸お出汁10袋パックを1つ買うと、他の味であるトマト出汁のオマケが2袋付いてくるキャンペーンを先着100セットご用意いたしました。

＊キャンペーン対象商品
・「oh dashi 椎茸 10個パック：トマト出汁のおまけ付き」
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