必要なミネラルの疑問点

必要なミネラルの疑問点


平時生物を摂取してエネルギーを作り出すのは蛋白質・脂肪・炭水化物とされ、栄養学では蛋白質と炭水化物は1g当たり4カロリー、脂肪は1g当たり9カロリーと云われておりますが、各人の陰陽体質によりエネルギー量は相違しております。

食物を食べてエネルギーを作り出せば体熱は高くなって身体を陽性化しますが、体質が陽性の人と陰性の人では同じ結果が出て参りません。

消化・分解・吸収が活発な男性の陽性体質の人はより多くのエネルギーを作り出し、女性の陰性体質は胃袋や内臓等の臓器が下垂していて、胃液等の分泌液も分泌が円滑に成らず、腸内に停滞して便秘状態を起こし、血液の流れが阻害されて毒素発生に伴い身体を一層陰性化させる等、同じエネルギー量にはなりません。

飲食物のエネルギー発生は、現代西洋医学的な計算は出来ません。

ミネラルもビタミン類と同様に各種類があります。

カルシウム・リン・鉄・ナトリウム・カリウム・ヨウ素・マグネシウム・マンガン・銅・コバルト・塩素等です。

ミネラルは体の中で骨や歯のような組織を作り、有機物と結合して筋肉・皮膚・臓器・血液等を構成し、体液内に溶け込んで重要な働きをしております。

体内のミネラルは微量乍も健康維持には欠かせない存在になっております。

バランスの良く取れた生物の摂取が必要で、その為にも偏食は避けたいものです。

カルシウムは骨や歯を構成し、しかも常に新陳代謝を繰り返して蛋白質と共にアミノ酸 を作り続けております。

骨に一億・体液に一万・細胞に一個存在して、骨や歯を始め身体全体の構成物質であり、同時に生理機能の中心を担っております。

常磁性とアルカリ性の性質を保有し、人体を磁化して自然環境に順応させ、体内の電磁気現象の源を成しております。

筋肉や血管にあっては常に体液のアルカリ性を保ち酸化を防止しておりますが、古くなったイオン化カルシウムは組織等に沈着して、オ血現象(オの字はヤマイダレに於)の元となっております。

蛋白質と作用して各種アミノ酸や、酸化還元酵素・移転酵素・仮睡分解酵素・脱離酵素・異性化酵素・合成酵素等の酵素をカルシウム結合蛋白質から精製し、酵素やビタミン群、ホルモンを円滑に作用させており、免疫の中心を成しております。

高齢者や更年期後の女性は特に不足となり、癌や慢性病、難病の原因に成っております。

リンはカルシウムと同様に骨や歯を造り、血液中の酸やアルカリ性の中和、糖質の代謝 促進に作用しております。

自然界に多く存在し、改めて補給の必要がありません。

は血液や組織中の酸素の運搬を担う大切な要素で、不足の場合は貧血を起こし疲れ易 くします。

レバー・卵黄・黄粉・煮干し・海苔やヒジキ・昆布等海藻・魚・サザエやカキ・ アワビ等貝類・プラム・梅干等に多く含まれております。

ナトリウムは筋肉や神経の興奮を抑制し組織液の浸透圧を一定に調節する、体液の酸と アルカリ平衡に関与する作用有りと言われております。

不足の場合は眩暈や失神・脱力倦怠等を起こし、慢性化すると消化液の分泌が悪くなり、食欲不振・精神的に不安定となります。

食塩・味噌・醤油・煮魚やハム等に多く含まれ、過剰摂取が循環器の病の原因となっております。

理想的なのは一日五グラムから十グラムが適当といわれております。

カリウムは心臓や筋肉の機能を調節し筋肉を強くして、細胞の浸透圧を一定に保つ作用 を持ちます。

不足すると筋力低下、腸の運動麻痺、膀胱の麻痺・腸閉鎖・膀胱拡張や知覚神経・反射力の低下を生じます。

主として野菜に多く含まれ、肉食への傾きは注意を要します。

カリウムは野菜や果物に多く含まれておりますが熱に弱い為、生で食べれる物は出来るだけ生で摂取するのが理想的です。

マグネシウムは骨格を造るミネラルで、その他筋肉を収縮させる重要な働きをしており ます。

神経の興奮を静め、神経機能を正常に保つ役割ももっております。

カルシウム類似の作用をしており、穀物に多く含まれ、そば粉・豆腐・エンドウ・大豆・ピーナツ等は宝庫とも言えますが、日本人の場合は食の関係からか多過ぎていて、改めて特段の摂取する必要がありません。

ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分で、甲状腺腫を防ぐミネラルです

不足すると疲れ易くなったり、肥満になったりします。

海草類や魚介類に多く、日本の食生活では不足しません。

マンガンは脂肪と蛋白質の結合組織の代謝に必要です。

骨や肝臓の酵素作用を活発にし、不足すると骨の発育に影響を与えます。

肉類や豆類・納豆・ピーナツに多く含まれます。

亜鉛は体内で行われる諸々の代謝や、ホルモン作用の調整に関与しております。

多く含む食品は、牛レバー・大豆・柿・数の子・ピーナッツやクルミのナッツ類です。

特に牛レバーや大豆は、亜鉛の吸収を促進するビタミンB6を多く含んでおります。

は鉄と関係の深いミネラルで貧血治療に必要であり、骨髄でヘモグロビンを造る時  は鉄の作用を促進し、腸管から鉄分の吸収を促進します。

牛レバー・ココア・チョコレート・ナッツ類・ゼラチン・そば粉・マッシュルーム等に多く含まれております。

クロムは糖や脂肪の代謝に必要で、糖尿病の予防治療に活用します。

納豆・小麦胚芽・レバー・カキ・ジャガイモ・バター、唐辛子に含まれ、組み合わせて取るべきです。

セノンは細胞内で過酸化物を分解し、細胞膜を正常に保つ働きをするミネラルです。

ワカサギ・マグロ・ホタテガイ・伊勢海老・小エビ・ハマグリ・カキ等の魚介類、リンゴ酢・牛乳・ニンニク等に多く含まれております。

●極微量元素類も必要ですが、偏食しない限り気にする必要はありません。

カミオニシキ貝風化貝化石は貝殻が風化して有機状に成っているカルシウムで、生物のカルシウムと同様に消化吸収され、確実に骨に蓄積されます。

岩石や鍾乳洞の石灰石のように無機物ではなく、又牛乳や水に溶けているイオン化カルシウムでもありません。

イオン化カルシウムは細胞膜も透過して体内には入りますが、直ちに電気的にマイナスの部位に沈着してしまい、骨まで到達出来ません。

体内に入ると悪玉のカルシウムとして作用します。

現代西洋医学はイオン化カルシウムをカルシウムとして用いている為、カルシウム不足の骨粗鬆症に対応するカルシウムは無く、ビタミン類やホルモン剤用いて骨の減少を防ぎ、カルシウムの多い食品を勧めております。

貝殻や魚の骨は無機化したカルシウムで、消化不能の無機状のカルシウムも千万年の風化により、消化可能のカルシウムに自然は工作しております。

巨獣の骨の風化したものが龍骨で、貝殻が風化したのが風化貝化石カルシウムです。

竜骨や風化貝化石には極小微生物の古代ソマチットが含有し、過剰を抑制し、不足を補い、免疫力を高める身体の恒常性維持機能を持ち、身体のバランスを常に正常に保つ働きを持っております。

特に生殖部位の卵子や精子等の増殖部位に集結し、分裂や増殖を担っており、臓腑の機能を高めているのも微生物のソマチットといわれております。

高齢者は特に風化貝化石カルシウムを活用して、免疫力を高め、活力をえて、健康な明るい生活を楽しみたいものです。


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