閉所恐怖症のこと
昨日、閉所恐怖症のことを描いたマンガを読んだので、ちょっとじぶんのことも書いてみる
じぶんはどうやら閉所恐怖症らしいということに気づいたのは、ひとり暮らしの部屋を探していた時だと思う
内見に行った部屋に、屋根裏部屋もついているということで、はしごで登ってみたら、そこに入ったとたんに頭をぎゅーっと絞られるような感じがして、耳鳴りと、聞こえてくる心臓の音が大きくなり、変な汗がどんどん出てきた
屋根裏部屋から出たら、徐々に落ち着いてきたので、ああ、これは狭いところがダメなんだなと、はじめて自覚した
閉所恐怖症といえば、MRIとかCTが地獄なのだけど、部位が頭部ならまだ耐えられる
機器の外が視界に入るから、「うん、大丈夫」って思える
でも、これが腹部だったりすると、もう心臓バクバクが止まらない
見える範囲がすべて機器の中だと思うと、パニック起こしそうになるから、そういうときは検査中、ずーーーーっと目をつぶって、妄想に励むことにしてる
そういえば、夜行バスに一度だけ乗ったことがあるのだけど、3列シートでゆったり、それぞれ個別にカーテンで区切れるというタイプのものだったので、「これなら気楽に乗れるでしょ」とパートナーくんが申し込んでくれたのだが...
これがとんでもなかった
前の席がリクライニングシートを限界まで倒すと、とたんに視界が圧迫され、呼吸が浅くなり、脈も速くなり出した
これはまずいと思って、カーテンを少し開けて、「狭くない。閉じ込められてない」って言い聞かせながら、ひたすら音楽聞いて朝まで過ごした
そうそう、健康診断の聴覚検査のボックスも苦手
検査中、心臓の音がうるさいったらありゃしない
でも、あれは、箱の中って思わないように、検査中は目をつぶって、音だけに集中して、さっさと終わらせることに全力を尽くすからなんとか大丈夫
いったいどうして閉所恐怖症になったんだろう?って思ってたんだけど
どうやら、子どもの頃に叱られると押し入れとか、物置とかに閉じ込められていたのが要因のひとつなんじゃないか
口答えすると裏拳でぶつ、ヒステリックに叱り、押し入れに閉じ込める
でも、じぶんもおとなしくしていない子だったので、押し入れに入れられれば襖を蹴やぶり、物置に入れられれば、扉を破壊する、ベランダに出されれば、ガラスを蹴やぶり、いつしか母は、どこかに閉じ込めるのは諦めたらしい
それらが原因とすると、一生残るトラウマを植え付けられたことになるなあ
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