ひとりそたぶ744 病室(3回目)

744回目は「病室」です。3回目です。

ではご覧下さい。

オーバーキャストポラリス
漫才/ラケットベースって楽しいしか無いからバレーボールの代わりに導入してくれ

最上:俺さ、最近ラケットベースにハマっててさあ。

北尾:小学校四年生以来に聞いたぞそのフレーズ。

最上:ポートボールやラインサッカーにも飽きてきたからな。

北尾:怒涛の懐かしさラッシュ。ポートボールなんか全くルール分からなかったな。

最上:もうね相手の球をガンガン打てるからプロになろうかなと。

北尾:そりゃあんだけ打つ所が広けりゃ当たらん方がおかしいだろ。

最上:相棒であるマイラケットも買ったぞ。

北尾:飽きてところてんを押し出すのに使うのに2000ペリカ。

最上:野球に甲子園があるなら、ラケットベースはウィンブルトンが聖地なんだろうな。

北尾:俺がテニスプレイヤーだったらお前の顔に跡が残る位網で押し付けるな。

最上:で、ここからが本題なんだ。

北尾:もうこのネタ、後半に差し掛かるんだぞ。

最上:病気で手術を受けたがらない子供が居るから、その子供とホームランの約束をしたいんだ。

北尾:ラケットベースで手術を受けさせようとさせるな。

最上:やあ、規貴君。君のお母さんから聞いているよ。手術を受けるのが怖いんだってね。

北尾:納得していないのにコントに入るなよ。

最上:僕はラケットベースのプロでウィンブルトンを制した4番サードの最上選手だよ。

北尾:ここぞとばかりに自慢するなよ。どちらかって言ったら患者の子供が言う台詞だろうが。

最上:次の試合僕が必ずホームランを打つから、規貴君は尿道結石の摘出手術をしようね。

北尾:子供が罹る病気じゃねえだろ。後やっぱりラケットなら打てば大概ホームランだろ。

最上:折角だしお見舞いの品もあげようね。(寒天の塊をラケットで細かくしている)

北尾:現役選手なのに大事な商売道具でところてん作りやがった。

最上:退院したら僕と一緒にポートボールをしようね!

北尾:ラケットベースじゃねえのかって以前にルール覚えてねえよ。いい加減にしろ。

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