棚に目隠しをつける方法(曲がるカーテンレールを買ってみた)
家の棚に目隠しとして布を吊るすことにした。
自分の記録というのが第一目的だが、棚に目隠しとして布を吊したい人の参考になればという気持ちもあって詳しく書いておく。
棚に目隠しとして布を吊したい人がどれだけいるかわからないが。
今回布を吊したい棚の大きさは高さ180cm×幅120cm×奥行き45cm。
金属製で棚板には5mmほどの穴が1cm間隔ほどでたくさん空いている。
この棚の横2面と正面の1面をコンクリート壁風の暖簾で覆う事にした。
こちらの暖簾を2枚購入。
カーテンでなくこの暖簾を選んだのはタックがないのでまっすぐ吊るすことができればスッキリ壁のようになると思ったため。
横2面と正面の長さの合計は210cmなのに、この暖簾2枚の幅は170cmしかないので、きっちり覆うことはできない。
横2面のうち1面はある程度壁に接しているからその部分は覆えなくても良いことにした。
この暖簾を購入した直後は暖簾上部にある突っ張り棒などを通す部分に針金を通して、その針金を棚の穴に縛って固定していた。
一応それでも吊るすことはできたが針金で固定してあるので暖簾自体をカーテンのように動かして開け閉めすることができず、中のものを取り出すときに邪魔だった上に、暖簾の重さで針金がたわんでしまい、いまいちすっきりとした壁っぽくならなかった。
よってカーテンレールを棚に取り付ける事にした。
こちらの2mのものを購入。
レール本体とランナーの他に天井に取り付けるブラケットと壁に取り付けるためのブラケットが各7本と木ネジとアンカー部品が各13本もセットになっている親切セット。
この中の、壁に取り付けるブラケットを棚の穴の部分に固定するつもりだった。
しかしそれは付属の木ネジとアンカーでは無理だとわかっていたので、このレールを購入してからブラケットの穴の大きさを測り、適合するネジ、ナット、ワッシャーが各10本セットになったものをホームセンターで購入した。
長さは勘で12mmのものにした。
もっと短くても全然よかったような気がするが、12mmでも問題なかった。
棚の穴は5mm、ブラケットの穴は4mmだったのでワッシャーが必須だった。
ワッシャーってこういう時に役に立つのか…と初めて納得した。
取り付けてみた。
ブラケットの穴にネジはぴったりで、ブラケットは完璧に取り付けることができた。
ただ、カーテンレール本体に問題が。
カーテンレール本体は曲がることが最大の特色で、その特色を生かすかの如くトグロを巻いた状態で送られてきた。
それをまっすぐ伸ばすのが至難の業だった。
トグロを巻けるほど柔軟ではあるけれど、結局中に針金が入っているため硬いのだ。
設置できる程度に伸ばすなら手だけでもできる。
しかし、手だけで完璧にまっすぐにするのは不可能だ。
Amazonレビューを読むとドライヤーやファンヒーターの風で温めながら伸ばすと綺麗になるらしい。
私はそれほど見た目にこだわらないので手で伸ばせる範囲で伸ばして取り付けてしまった。
こんな感じでうねってしまう。
手でももう少し丁寧に伸ばせばドライヤー等を使わずにもっとまっすぐになるかもしれないが、私にはまだ「暖簾にカーテンフックを引っ掛ける場所を作る」というクソめんどくさい作業が残っているのでこれでいいことにした。
レールを取り付けた後「これは注意しなければ」と思った点がある。
適当にレールを曲げただけでブラケットにレールをはめ込むと棚の角にレールが密着してしまい、ランナーがそこで止まってしまうのだ。
写真右に見えているランナーは、棚とレールに隙間がない角を通ることができず、角より左側に移動させることができない。
よってカーテンフックの位置に合わせてこの角より左に何個、右に何個とランナーの数を決める必要が出てきてしまった。
基本的にはランナーはレールの左右どちらかの端から通す仕組みになっているが、ランナー自体はそれほど硬くないので無理やり広げれば端まで動かさなくても直接レールから外したり入れたりすることができる。
ただ、ランナーによっては広げる力に耐えきれず割れたりするかもしれないのであまり頻繁に取り外しすることはお勧めできない。
この問題はおそらく棚の角と接触する部分のレールをもっとちゃんと角度をつけて曲げることができれば解決するだろう。
私は本当に適当に行き当たりばったりで設置しているからこういうことになる。
ちゃんと計測して、レールのこの部分をしっかり曲げると決めてできる人ならこういう問題は起こらないだろうが、私と同じ適当で行き当たりばったりタイプの人は気をつけたほうがいい。
次は「暖簾にカーテンフックを引っ掛ける場所を作る」ことにした。
その際に以下のサイトを参考にした。
カーテンのヒダにカーテンフックを取り付ける作業は今まで数えきれないほどやってきたが、カーテンのヒダがどういう構造になっているのか、なぜこういう作りになっているのかいまいちわかっていなかった。
カーテンとは、最初からカーテンとしてそこにあるものだから。
今回、カーテンのヒダの仕組みを知って、なぜカーテンのヒダがああいう形をしているのか、なぜヒダを寄せる必要があるのかということがよくわかった。
カーテンフックを引っ掛ける場所を作るにあたって、実際には馬鹿みたいに試行錯誤し、「スッキリ壁っぽく見せるためにヒダのない暖簾を買った」にも関わらず血迷ってヒダを作ってしまったりもしたがその過程は無駄なので省く。
結局、家にあったバイアステープを袋状に縫い付けてフックを引っ掛ける場所を作った。
明らかにバイアステープの長さが足りていない。
しかし、ちゃんとフックが引っかかっているのでヨシ。
飛び出していても機能的には問題ないが、見た目的にアレだったのでこれ以降はバイアステープの長さを少し長くした。
曲がったカーテンレールを隠せる位置に暖簾を吊るすことができた。
フックとフックの間は12cmほど。
もう片方にも同じ場所にバイアステープを縫い付け完成。
と書くとめちゃくちゃ簡単そうだが、12cm間隔でバイアステープを縫い付けるとなると7箇所につける必要があり、2枚で計14箇所。
14箇所もちまちま手縫いで縫い付けるのは結構こういう根気のいる作業が得意な私でも気が遠くなる作業だった。
一度にやろうとするとなかなか手が出せないので1日1時間ずつ、ランニングに行く前にやろうと決めてやりきった。
吊るしてみた。
タックをつけなかったのでストンとした壁っぽい仕上がりになったと思う。
ちょっと裾がモタっとしているのは長さ調整を安全ピンでしているだけだから。
ここも縫いつけるなり、せめてアイロンで折り目をつけるなどすれば裾のもったり感は軽減されると思うのだが、カーテンレールの検索、商品の検討、購入、設置、バイアステープの縫い付けで力尽きてしまった。
他にも早急に縫わなければならないものがあるので、そちらを縫って余力があれば縫い付ける…かもしれない。
開けるとこんな感じ。
掃除道具やシーズンオフのもの、いつか使うかもしれないが今は使わないものなどが雑然と入っている。
目隠しでかなりスッキリした印象になったし、カーテンレールをつけたことで端まで暖簾を開けることができて色々なものが取り出しやすくなった。
この曲がるカーテンレール、色々な場所にいろんな角度に折り曲げて取り付けることができるのでとても便利だと思う。
製品自体は日本の中小企業ブランドのものらしく、新品なのになぜか汚れている、説明書が外国語のものしかない、部品が最初から壊れているなどという粗雑な作りではなく、結構ちゃんとした製品だと感じた。
棚やお部屋にカーテンレールつけたいなと思っている方にはオススメの商品です。
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