先が見通せないから私は不安なのだ
先が、未来が、将来が見通せない。
こうすればいいだろうという具体的なビジョンがまるで思い浮かばない。
子供の頃はある程度先が見通せた。
小学校に行ったら次は中学校。その次は高校。そして大学という風に。次の学校に行ける程度に勉強を頑張って、それぞれの学校を通い切って卒業するっていうルートが、この先を生きていくためにはどうすればいいかというミッションとクリア条件が明確にあった。
それが大人になった今はない。
学校は嫌でも3年だとか通う期間は限定的で、その期間さえ終われば、我慢できれば嫌なことは終わるという確証があった。
しかし、それが大人になった今はもうないのだ。
仕事からは会社員であれば定年退職時にその労役から解放されるだろう。
でもそれは35年以上先の話だ。
現状に満足していない場合、気が遠くなる程、先の話だ。
本気で嫌なら転職すれば良いだけの話だけれども。転職するとなると求人探しから履歴書に職務経歴書、面接対策等々の転職活動から現職の引き継ぎ等々、エネルギーがいるので、案外中々気軽にできはしないのだけれども。
あと、転職する場合、転職して本当に周囲の環境が好転するのか問題と、ブラック企業勤めと優秀な人以外は大体年収が落ちるだとか労働条件のグレードが下がる罠。
色々なことに対して様々な選択肢を自由に選べるのが大人で、仕事云々でも転職するしない等の選択肢があるけれども、問題はどれを選択すれば確実に自分にとってプラスになるかがわからない点だ。
また、何を目的とするかという目標設定からそれを達成するためにはどのようなことをすれば良いかというプロセスまで全て自分で考えなければならない。
私はどうすれば現状を良くできるんだろう?
最近、小説も全然書けなくなってしまって、絶賛自分の方向性を見失っている私は途方に暮れていたりします。
結局のところ、子供の頃は然るべき勉強をして、最悪は時間に身を任せて受動的にしていても何とかなったのだ。しかし、大人になった今はまだまだ長い人生を良いものにするために、能動的に自分で然るべきアクションを取っていく必要があるのだ。
私はそこにきっと躓いているのだと思う。
だから先が見通せないし、こんなにも不安なのだろう。
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