もしも、まだ貴方のことを。
ー人生はいつだって選択をしている。
なんて話は聞き飽きるぐらい、本などで読んだことがあるだろう。
朝起きた瞬間から寝るまでに、数えきれない決定を知らぬ間に私たちはしている。
そして、その選択が今の自分に全て繋がっている。
あの時は、それが最善だと思っていたし、
ある時は、疲れていて不安定な決定をしたし、
あんな時は、気分が踊って踏み外したりしていた。
ーもしも、あの時○○を選択していたら。
こんな風に思ってしまうのは、決して悪いことではないと思う。
だって、どうしても過去を変えたら違う未来を誰だって想像しちゃうから。
「タイムマシンがあったら」って、一体この世界で何割くらいの人が一生で思うんだろう、なんて。
ただ、ここから自分の中で、
どうやってその気持ちを色づけていくのかが大切な気がしている。
別に明るい色だけが正義ではない。
暗い色の中にも、色々と種類があるはずだ。
だから、「ああ、まだ私あの時のことで引きずっている」と感じていても、
「あ~まだ何色だからな。しょうがないよね。」と自分で受容をしてあげたい。
勉強でも、仕事でも、恋愛でも。
大抵のことは同じような場面があるだろう。
ーもしも、まだあなたのことを。
「あなた」は人でも夢でも何でも。
未練がタラタラな私だって、ちゃんと毎日生きているから感じることができたこと。
そんな過去の自分を傷つけすぎずに、
なんなら「よくぞここまで辿りついた」と褒めながら、
ゆっくりゆっくり進めばいい。
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