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小説を書く。その21【BL小説】

 あーサボりてえ。
 もうサボっちゃっていいかな。

 あいつの前で『毎日10キロ走る』なんて宣言しなきゃよかった。
 
 でもやっちまったもんは仕方ない。

「あー、くそ!」

 あいつにカッコ悪い俺を見せたくない。
 あいつの隣で、『自分で決めたことも守れないひ弱な自分』でいたくない。

 俺はひと息つくと、眩しい朝日に向かってまた足を踏み出した。



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