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郷に入りては郷に従え

新年度に入り、これまでとは全く違った新しい生活をスタートさせている人も多いと思います。私もその一人です。とある小さな町の教育委員会で働かせていただくことになりました。生まれて初めての経験です。それにともない単身赴任をすることにしました。これも初めての経験です。

知らない人ばかりの世界に飛び込んでみるのは、自分がどういう人間なのかを見つめなおすとても良い機会になるんだなと感じています。60歳になってこういう機会をいただけたのはとても幸せなことだと思っています。

仕事の内容や職場のシステムを覚えるのは大事なことですが、それよりもまず大事なのは、職場のトイレの場所、昼食の確保の方法、登庁・退庁のタイミングです。二日間でなんとか会得しましたが、この年であらためてこんなことに右往左往している自分がとても愛しいです。

いろいろやりたいことを思い描いていました。やりたいことをやるためにこの道を選んだわけですが、今はやりたいことをすすめるうえでの阻害要因や反対の意見をゆっくりと集めることにしています。それも私のタイプなのかもしれません。この調子ではやりたいことがいつできるかわかりません。ひょっとしたらできないかもしれません。でも「郷に入りては郷に従え」という気持ちは、ここで新しい生活を始めるためには一番大切なことだと思っています。

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