見出し画像

#04 自分がコーチングを受けて「受け取ったもの」があるからこそ、そんなコーチになろう

こちらの記事は、コーチングのクライアント経験を元にクライアントの許可を得た上でインタビューをさせて頂き、そのプロセスについて公開しているものです。コーチングの成果については個別性が高く、一つの例としてご覧頂けましたら幸いです。

自己紹介

トミー(仮名)奈良出身。大手電器メーカー勤務。社内公募で社内コーチとして従事。2019 年よりCTIジャパン基礎・応用コース終了後2020年より上級コース(プロコーチ資格取得コース)受講中。

コーチングとの接点は?

会社の中で1on1導入が実施される中、CTIジャパンの企業向けワークショップでコーチング体験をしたのが初めてのコーチングとの出会いです。社内コーチに手を上げ、CTIジャパンの基礎・応用コースと進んでいきました。それまでカウンセリングや人の相談に乗ることは多くとも、「対等な協働関係」というものに衝撃を受けました。

一方で、志帆さんとの出会いは企業内の「プロコーチとの1on1体験会」というものを実施した時でした。その時に事務局として志帆さんと接点を持ちました。

自身の衝動から上級コースに進むことになり、そこで生まれて始めて自分にコーチをつけることになります。(上級コース中はCPCCかつPCC以上を保持しているプロコーチをつけることが条件)その中で浮かんだ志帆さんを含む3名のコーチに体験セッションを依頼しましたが、結果的に他のお2人とはご縁がなかったのか、タイミングが合わずやっぱり志帆さんだったんだと思います。

コーチングを受ける体験ってどうでしたか?

学ぶ側として常に感じていたのは、「しんどいことだな」ということでした。コーチングを学ぶこと=自分に向き合うこと、なので。応用コースだけでも104時間、自分に向き合う時間が圧倒的に増えて、その時間以外にも、その期間ずっと自分に問いを出しながら進んでいくので、もちろん楽しさや喜びもあったけれど、結構辛かったな、、、という印象です。ただその分、本質的な自分の変化や成長を実感できた感じがします。

最初は上級コースに何の準備もせず飛び込んでしまったので、これから何が起こるのか、どんなテーマを自分がセッションで話すのかすら、想像がついていませんでした。それでも自分にとって、あらゆる角度で新しい自分と出会う旅になったと思います。

最後のセッションの一番はじめに、志帆さんが「よく頑張ったね」と言ってくれました。頑張っていたという認識はなかったのですが、それを言ってもらって、うるうる涙がでてきました。あぁ、私頑張ってきたんや、よかったな、と思えました。「頑張ってね」と言われるより、「頑張ったね、頑張っているね」と言われるインパクトは違いました。その間、ずっと見守ってくれていた愛情や、セッション以外の時間の深さにも気付かされました。

印象深いセッションは?

半年間受けている中で大きく3つあります。

1つ目は、1回目のセッション。「上級セッションに行くけれど、どんな道を行くのか全然分からない!」という時に見たビジョンのイメージ。視界の中に大きな道と青空がパァっと広がっているビジョンが見えて、上級コースの到達点か、その先の到達点かは分からないけれど、方向性が見えたのが印象的でした。

2つ目は、自分の人生の目的がアップデートされたこと。応用コース中に作った人生の目的では、Coのエネルギーがメインの人生の目的が浮かんでいて、それが自分の人生の目的なんだとずっと思い込んでいました。でも自分の中のActiveの要素ももっともっと出たがっているのをセッションの中で発見し、もっと人の前で動いていく存在でありたいという自分も出てきました。自分の中の別の側面も生まれてきてアップデートされたことが嬉しかったです。

※Co-ActiveというのはCTIジャパンの提供するコーチングの特徴的な部分で、Coは静的・包含するエネルギー、Active は動的・前に進めるエネルギー、人はその両方を持っているという考え方です。

3つ目は、大切な人との関係性を扱った時に、これは志帆さんだったから、特有かもしれませんが、システムコーチング®的なアプローチのセッションを体験しました。自分の中にあったけれど、蓋をしてきた小さな自分の声をしっかり聞いてあげたんです。それは小さい時にあった”悲しみ”のような声だったけれど、結構大きくて重い感じだったものが、ふと気づくとそれは小さく軽くなっていました。あの見えなかった、見ようとしていなかった感情を感じることが出来たのは、コーチである志帆さんが一緒にいてくれたからだと思います。共に居るというパワフルさと協働関係の深さを実感しました。

あなたにとってコーチングとは?

深いものなので、なかなか言葉になるかどうか、、、ちょっと考えますね。

上級コースにいって、練習ではない、本当のクライアント体験を通じて気づいたのは、「自分の思いを投げること(言葉にすること)、自分の目の前の人の思いを受け取ること」それが自分の人生にとって、一番大事なものなんだ、ということに気づけたことです。そういう関係性を結べた時、本当に幸せを感じられる。その関係性が結べたならば、初めて生み出せるものがあると分かりました。

少しずつ着ていたものを脱いで、生まれた!という感覚です。
まだ得体のしれないもの、まだまだ変容していく可能性がありますが、華々しいものとかでもなく、大事なものがブワっと生まれてきた、その大事なものは他の誰でもなく自分自身だった、そんな感覚です。

コーチとしての”志帆”の存在はどんなものでしたか?

本当に言ったら恥ずかしくなっちゃうんですけど、、、(照)例えばしんどいな、嬉しいな、こんな変化が起こった!という時に思い出す人なんです。自分と手綱で繋がっている人がいる、そんな存在の人が自分にいるという力強さは、始めの時は気づかなかったのですが、最後になればなるほど、それが大きなものだったと気づきました。

コーチングを勉強している身としても、コーチとして自分もそういう存在になりたいと思いました。

これからコーチになる上で、コーチとして得たものは?

自分の中で蓋をしたい、居心地の悪いものをしっかり体験できたことで、これから出会う人とも、そこに寄り添えるようになったと思います。離れている時も、本当に共にいるという感覚を教えてもらったから、自分が受け取ったからこそ、そういう存在になれると思うんです!(おこがましいかもしれませんけど!)
そのくらい自分の中の宝物をもらったと思っています。

どんな人にオススメしたい?

そうですね、どんな人にもオススメしたいという前提はあるんですが、敢えて言うとしたら、女性かな〜。直感です。自分の本当の力に気づいていない人とか、ちょっと隠してしまっているけれど、密かにパワーを持っているような人かな。お子さんを抱えている方や、企業の中で頑張っている女性なんかのイメージがあります。そういう人たちに関わることが多かったからかもしれません。

これからどうしていきたいですか?

会社にいるとその方針に従うのは当然必要ではあると思うのですが、私はご時世として会社に残れなかった人も知っているんですね。友達や先輩、主に女性です。
だから敢えて思うことは、

「本当に自分が選択したいことを選択できる人生を歩んでほしい」

心からそう思っているし、願っています。
そこを一緒に見ていける存在でありたいなと思っているんですね。
そう思えるのは、本当の自分に生まれ変われたからかもれません。

システムコーチング®はCRR Global Japanの商標登録です。
コーアクティブ・ コーチング®はCTIジャパンの商標登録です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?