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#02 私にとっての”コーチング”

こちらの記事は、コーチングのクライアント経験を元にクライアントの許可を得た上でそのプロセスについて公開しているものです。コーチングの成果については個別性が高く、一つの例としてご覧頂けましたら幸いです。

自己紹介

Nさん(仮名)
貿易関係のお仕事。食品原料等の輸入、通関手配など、得意の英語力をいかして働いている。趣味はヨガ。将来は翻訳の仕事をフリーでしていきたいと密かに勉強中。東京在住・独身。

コーチングとの接点は?

”コーチング”という言葉自体はちらほら聞いた事があった程度です。
フリーで働いている友人などで受けたことがある人もいましたが、最近は身の回りでも少しずつ聞くようになりました。ちゃんと認識するようになったのは「仕事旅行社」という会社が提供しているおとなの進路相談室というサービスにて、志帆さんと知り合いました。

なぜコーチングを受けようと思ったのですか?

これからどうやって働いていこうかな、というのが当初の悩みとしてありました。今までとは違うことをしてみないと状況は変わらないよな、と思ってやってみたことのない「コーチング」というものを自分に体験させてあげようと思ったんです。実際のセッションの時も、しほさんから「よくぞ、自分のいつもの領域から飛び越えてきてくれたね、ありがとう!」という言葉もありました。

ー戸惑いとかはなかったんですか?

そうですね、何が起こるか分からないという期待の方が大きかったです。一人で頑張るのとは違って、コーチと2人だから、というのもあったからか、ワクワクしているという方が多かったですね。

どんな頻度でコーチングを受けてきたのですか?

期間は半年くらい2週間に1度のペースですね。年越しまでで半分、年越し後に半分。その変で大きなターニングポイントがあったように思います。前半は、どちらかというと「仕事」のことをメインに話していました。少し自分から距離を置いて、目に見える課題に題して扱うという感じ。
後半は、もう少し自分のプライベートなこと、ずっと抱えてきたこと、くだらないことも含め、自分自身について話すことが多くなっていったように感じます。

特に覚えているセッションなどはありますか?

前半、いろんな所から入りながら、実は同じところを扱っている感覚があったのですが、年末くらいのセッションで、志帆さんに強めに踏み込まれたのを覚えています。「どうする?ずっとここにいるような感じもするけど、どうしたい?」って。「何か1回やってみないと分かんないよね」と。

そこでグッと背中を押してもらったように思います。
そう、そしたら、実際にやってみないとなと思えて、行動してみたんですよね。そしたら何かがシフトしたような感覚があります。

その他にも後々残るセッションもありました。
自分の中で2つの違う自分の声があって、それを両方聞いてみて、対話するというセッションです。一つは「何かをしたくない自分」「もう一つは何かを行動したい自分」

今までは、「何かをしたくない自分」はダメだと思ってずっと自分を否定し続けてきたんですよね。でも声を聞いてみたら、「何かをしたくない自分」にも意見があったんです!そしたら、そうかそうかとちょっと自分を許してあげることができました。

そうしたら、どっちでもいいけど、今日はどっちを選ぶ?くらいに捉えることができるようになりました。その事は、結構いろんなところで出てくる自分のパターンだったので、他のことにも波及していきました。

コーチングってどんな位置付けでしたか?

特別なものという感覚はなかったです。アポイントメントのひとつ。
でもマイルストーン的な感じです。明確な答えがでる、これやってみよう!ということが毎回みえてくる”前向きな約束”みたいな時間。英語のレッスンをもう3年くらい続けているんですが、そういう感じ。お金を払っていやっていることだから、何かアウトプットして、そしてインプットしていきたい、という意識がある、そんな感じです。

ーお金を払うことのコミットメントってありますか?

それはあると思います。お互いあると思います。私が逆の立場だったら、それだけのものを頂いてやるわけだから、力を注いで貰っているだろうなと思うし、私が払う立場としても、自分が始めないと始まらないことだから私もコミットしますしね。

コーチとの関係性はどんな感じでしたか?

友達でも、井戸端会議でもない、コミットメントのある関係性。
友達との会話は、そこに答えは求めていない、解決法も求めてないのですが、コーチが”こういうアイデアが浮かんだんだけど…”と言ってくださる時は、チャレンジングなことでも受け取ってみるって決めていました。

ーコーチに提案されて嫌だったことってなかったのですか?

私は、元々先生とかに言われてやるのが大嫌いな人なんです。「それってホントにやる意味あるの?」って思うから。でもこの時間ではそういうのがあまりなかった。自分でやってみたい!と決めていたから。

最初の頃は、少しその役割に乗っかるのに抵抗がある自分がいたのも事実です。(元々言われるのが凄い嫌だから)でも時間と共に、自分に近いところを扱えるようになったと思います。

ーオンラインだけの関係性ってどうですか?

直接会っていないから、話せないということは特にはないです。
逆にオンラインだからこそ、日常の色々を持ち込まず、一旦脇に置いて、場に臨めるということはあるように思います。

どんな人にコーチングをオススメしたいですか?

オススメできない人っているのかなぁ…。
もし興味が湧いたなら、その時がタイミングなのかもしれないです。

こんなことを言っている自分もびっくりですけど、私セッション始める前は
「ずっと理論で話してください」「エビデンスがないものはあまり信じられない」と言っていた人なんですよ。だから、「起こった感覚を信じてもいい」なんて、言っている自分は大きな変化です(笑)

これからどうしていきたいですか?

大きなものはないけれど、自分の感覚や感情を話すようになりました。
言葉にして話すようになったというのは、結構な変化で、そういう風に物事選んでいこうかなと思います。あんまり考えすぎず、やりたいと思ったらやり続けるだけでいい。できてないと自分をダメだししなくていい。

そんな感覚で日々過ごしてみようかなと思っています。

その方が楽に生きているし、私の周囲の人も楽になると思います。

以前の私は、”ドナルド・トランプみたいだね”って言われたことがあるくらい、「仕事ができない人は辞めたらいいんじゃない?」って切り捨てる考え方を持っていたところがあったんですよね。

でも自分の中のできない自分を認めた時から、仕事ができない人は仕事ができないというだけじゃなくて、他にもいいところがあるんだ、、みんなにもいいところもそうでないところも存在するんだって思えるようになったんです。これって、革命的なことかもしれない(笑)

自分を許せて、周囲も許せるようになった。
許せる範囲が広がった。
母性的な自分になりたかったのかもしれません。

コーチングを始める時には見えていなかったのですが、
行きたいところに勝手にたどり着いていたのかもしれません。

コーチング、やってよかったと思います。
最初の一歩を「やろう!」って決めて動いた自分もよかったと思います。

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