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待ちに待った産休スタート/産休育休と生産性

3/18(月) | 妊娠8か月【30週】

妊娠8か月後半、待ちに、待ちに待った産休がはじまった!産休初日から夫と2泊3日の石垣島旅行に出かけた。

思えば産休を周りに伝えてからの1か月は、お客さんや会社の人から温かい言葉とともにたくさんのギフトをもらって、(もらってばかりですごく恐縮だった!最後に会う日は手土産持ってくのが正解だった)ただの取引先、同僚、という関係を超えて、こうして愛にあふれた気持ちをもらって、これまで四苦八苦してきたことを振り返ると「わたし頑張ってきたんだなあ」「温かい人に出会ってこれたんだなあ」って思う。

仕事でしんどかった時は全然見えなかったけど、離れるときにようやく身に染みる温かさ。このことに自覚的になって仕事してたら、もう少し心穏やかに暮らせてたかもな。とにかく、わたしおつかれ!!

そんなことを石垣島で思い返しながら、いつもご機嫌な夫と一緒に、真っ青な海に浮かぶ竹富島に向かうボートに乗ったり、きれいな星を見上げたりしてると、幸せホルモンのセロトニンとオキシトシンがドバドバ。

セロトニンは自然とのつながり、オキシトシンは人とのつながりで分泌されるらしく、とにかく「過去を振り返っても、いまこの瞬間も、しあわせな気持ち!ありがとう!!」っておもってた。

小魚や蟹を見守る夫の背中

今の石垣島は蛍が見える時期らしく、森の暗闇におびえながら目をこらしたり(あんまり見えなかったけど)、海風に吹かれながら岩場からキレイな小魚見下ろしたり、沖縄料理を食べ歩きしたり。5感フル稼働。やっぱり旅はいいな。まぁでも、南国はアクティブに動きたくなるから、色々できないことに悔しい思いをすることも多くて、妊娠前に思う存分行けばよかったな。

3/26(火) | 妊娠9か月【32週】

妊娠9か月目に入ったらしい。ここ最近はすごく穏やかな生活をしていて、人に会ったり、「仕事の役に立ちそう」よりも「なんかおもしろそう」の気持ちだけで企画展に行ったり。出産後に使うガーゼに刺繍してみたり、毎日ちゃんと料理したり、仕事していた時よりも家をきれいに保ててる。この心の健やかさを産休前は求めていた。

新生児の子育てって、子の泣き声に戸惑いながら暗闇の中で必死にしているイメージが先行していたから、子がいる家に遊びに行くと思ったより尊い生活をしていて、少し安心した。

いまは特に体のネガティブな変化しか感じなくて、正直おなか見て「いとおしい..」とか思うことってそんなない。相当想像力と心の余裕がないとね。

だからようやくともだちの子を見て、かわいいなあ!いまこんな子が自分の腹の中にいると思うと楽しみだなあ、っていう順番で、最近人の子を見てようやく、子を持つことにポジティブな気持ちになってきたって感じだ。

わたしは一人時間が大好きで、カフェ巡りをしながらこうして日記を書く時間は欠かせないし、アクティブな旅で見たことない景色に出会うのも好き。

こういう時間を手放してでも、寝不足になって泣きやまない子に「いーっ!!」って何度も気が狂いそうになっても、それでも子への愛情とか、「かわいい!」って気持ちが勝るんだろうか。でもきっと、そこまで恐れることではないのかな、って思いはじめてる。

母になるって新しい経験で、ずっとやってみたいことではあったから、不安しかない訳ではないんだけど、自分の生き方がどう変化するのか、ちょっとビビり気味。今この本を読んでて、親の人生の主導権をいかに子に握らせないか、「ママが必要なとき」と「必要じゃないとき」を見極めた育児の仕方についてすごく勉強になった。

わたしの子は女の子の予定なんだけど、母と娘の関係って実体験からしても結構難しいと思っていて。私は私の人生を楽しみつつ、子と適切な距離感を持っていきたいな。

3/28(木) | 妊娠9か月【32週】

今日は体調があんまりよくなくて、マタニティヨガをお休み。昨日も今日もお昼寝してしまって、体は妊娠後期モード。食後お腹が気持ちわるいけど、甘いものが食べたい。つらい。

それでも食べてしまう、不二家。パッケージすき

フランスの育児の本を読んだからかもしれないけど、最近産休・育休中の生産性について考える。産休に入って2週間が経って、いまの生活の生産性低いなって思うことがある。仕事中だって「生産してるつもり」だっただけかもしれないけどさ、少なくとも給料を得ながらなんらかのアウトプットをし続けてきたわけで。

今もおなかで子を育ててるという大義名分のアウトプットはありつつ、私が今やっていることと言えば、10枚きっと200円とかで買えるガーゼに刺繍をしてみたり、友達としゃべったり、図書館に行ったり、「がんばらなくていいの?なんか生産してる自分?」って夜中まで仕事している夫を横目に思っちゃうよね。

そんな自分が今子育てとかしてたら、子が自分を必要としてない「ちょっと泣き」にきっと構いたくなっちゃうし、そういうところから「子は子の人生、親は親の人生」って思えなくなっちゃうんじゃないだろうか。

もちろんお金になることだけがすべてではないと思う。部屋も仕事してた時よりきれいにしてるし、夜ごはんも早い時間に作って食べられるようになったし、手芸という思いもよらぬ分野に興味も出てきた。こういうことも人生を豊かにする、目に見えないアウトプットなんじゃないかな。

でも一方で、自分の市場価値を上げるようなアウトプットも細々と挑戦はしていきたい。産休前は資料を作るとか、プロジェクトを進めるための目に見えるアウトプットに比重を置きすぎてた。でもこれからは目に見えないアウトプットに重きを置きつつも、挑戦もしつづけていきたい。それが、いまはきっとnoteを続けることだ!


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