見出し画像

Chess The Musical 感想

チェス 見てきました!(2020.1.26)

以下、ネタバレありの感想。


今回のミュージカルが全編英語上映ということもあり、まるでブロードウェイで観劇している感覚に陥りました。メインキャストの一人である佐藤さんが「日本で見れるのが奇跡」と語る程の、実力のある海外キャストが揃っていました。(私の大好きなラミン・カリムルーも、その中の一人)

chessの音楽は、マンマミーア!でおなじみのABBA。ノリノリの曲から、登場人物の複雑な感情を表現する曲まで、全てが最高。生のオーケストラが舞台にいるし、アンサンブルの方達の迫力も相まって、歌に圧倒される場面が多々ありました。


一つ心残りがあるとすれば、物語に乗り切れなかった。

ミュージカルの性質上、歌は物語が進む上で大事な役割を果たしています。7分もある歌の中で、登場人物の心の動きが大きく変わるからです。

しかし、全編英語上映ということで、聞こえてくる言葉は英語。

もちろん、日本語字幕が舞台上に表示されてはいるのですが、役者の表情一つ見逃してたまるものか!と決意してオペラグラスを使っていたので、字幕を見る事は出来ず、歌の内容を理解することが出来ませんでした。

事前にApple musicで音源を聞いたり、公式ホームページに上がっていたあらすじを読んで、キャラクターの関係性を整理してから臨んだので、ある程度の流れは掴んでいたのですが、登場人物たちが持つ、複雑な過去にまで、触れることができませんでした。それが一番心残り。

フレディの過去(母親に愛されなかった)
アナトリーの思い(家族を取るのか、情熱を与えてくれた女性を取るのか。なぜ最後、家族の元へ戻ったのか?)
フローレンスの思い(ハンガリー動乱で死んだと思っていた、父親が生きていた?)

キャラクターひとり一人に物語があるから、これは、およそ2時間のミュージカルを1回見るだけでは、分からなくても仕方ないと言い聞かせ帰宅。


…そして、これを書いている間に、公式からネタバレありのストーリーが公開されました!欲を言えば、もう少し早くに教えて欲しかったけれど、曖昧だった部分が解決されて、やっとスッキリすることが出来ました。

そうすると、やはりもう一度、公演を見に行きたくなってしまう!!!
東京で2月9日までやっていますので、是非この機会をお見逃しなく。
おすすめです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?