ホットなアレルギー
「お誕生日おめでとう!!」
「おめでとう!!」
「え~と」
何歳だっけ?と言いかけたトリテラは微妙に言葉を選びながら、咄嗟に彼女の年齢を西暦で計算しはじめた。彼女が何年に生まれたのかさえ忘れてしまっていて、思いだすまで数分。その間にルティが「〇〇歳だねぇ、早いねぇ」と言い彼女も「そうだよ~、みんなもそうなるよ~」と言い、彼女の年齢を当てれなかったトリテラは苦笑った。
トリテラはまるで彼女の年齢を初めて聞いたかのように、「まぁ今年も、まぁね」と一緒に長生きしようと言いたかったが