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エアコンについて その2

前回の続き、エアコンについてです。
( →前回の記事はコチラ)


おさらいですが、エアコンが付けられない部屋というのは、

 ① エアコン本体近くの外部に室外機置場が無い
 ② 部屋が外壁に面しておらず、室外機との距離が遠い
 ③ 壁に穴(CS)が無い
 ④ ①~③が複合的に絡んでいる

これらの理由で配管が繋げられない部屋であり、前回①②の場合の対応方法「壁内隠蔽配管」をご説明しました。

では③の場合はどうするのでしょう?

壁に穴(CS)が無い場合

これにも対応方法が2つあります。

 ③-1:CSを外壁に新たに開ける
 ③-2:CS1つを利用し、複数のエアコン本体を付ける方法を取る

・コア抜き

③-1は、マンションによっては穴を開ける事自体を禁止している場合があるので、マンション規約を調べる必要があります。

OKなマンションの場合でも、コンクリートの外壁に特殊な方法で穴を開けるので、事前にレントゲン調査をし、鉄筋を避けて穴を開け、施工結果報告書を管理組合に提出します。

この方法を一般的に「コア抜き」と呼んでおり、専門業者に依頼をするため金額面の負担がネックです。

・マルチタイプ

③-2は、マルチタイプと言われるエアコンを設置する方法です。

この種のエアコンは、室外機1台につき室内のエアコン本体が数台設置できるものです。

メリットは、室外機が1台、CSが1箇所で済む点。
バルコニーがすっきりしますし、コア抜きNGのマンションにも対応できます。

デメリットは、室外機が壊れると、内部のエアコン全て交換する必要が出てくる点。また、選択できる機種が限定されたり、省エネ効率が少し下がったりします。壁内隠蔽配管とセットになるので、隠蔽配管のデメリットも付随します。

このように、どの方法にもメリット・デメリットありますが、お客様には丁寧にご説明し、納得できる方法をご選択して頂いています。

住まいと空調は切っても切れない関係です。
特に近年テレワークが普及し、仕事用の書斎を望まれる方が増えてきました。

オンライン会議対策に別室を用意して扉も設置。
という事は必然的に空調も必要ですよね。

私的には、配管配線不要の小空間用小型エアコン(ちゃんと冷えるやつ)が家電製品として発売されないかな・・・
と思ってます。笑

前回に引き続き、専門的で読みにくい内容でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!


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