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グローバルユース国連大使:カンボジア③ ~アンコールワットとグループプレゼン~

 みなさんこんにちは。
今回はカンボジア研修の四日目について書いていきたいと思います。
四日目はアンコールワットを訪れ、カンボジア研修の集大成となるプレゼンを映画館で行いました。
プレゼンを行う前に、平和を実現する方法についてアジアの代表者が話し合うグローバルピースサミットにも参加させていただきました。

カンボジアでの三日目の研修内容についてはこちらから↓

アンコールワット遺跡

 この日、最初に訪れたのはかの有名なアンコールワット遺跡です。9世紀から15世紀頃に栄えたクメール王国がこの寺院を建築しました。この遺跡の特徴は、2つの宗教がここでは共存していることです。例えば、壁にヒンドゥー教の聖典の場面が描かれているものがあると思えば、仏像がおいてあるように、うまく共存できているのです。
 実は、アンコールワットに行くのは私が心のなかで一番楽しみにしていたイベントでした。そして、バスから十分ほど歩いてたどり着いた遺跡は、私が写真で見ていたものより、何十倍も大きく、美しかったです。石を削り出して作ったものとは思えなくて、寺院というより、芸術品のようでした。
 その美しさに圧倒されながら、中に入りました。石でできているためか、風が通り、涼しかったです。写真でよく見る、塔のようになっている部分に登ることができましたが、階段が一段一段大きく、転げ落ちそうだっため、リタイアしました。それでも、近くで見れば見るほど遺跡は綺麗で、思い出すたびに「芸術」の漢字二文字が浮かんできます。
 その後、映画のロケ地にもなっているという別のアンコール遺跡(恐らくタ・プローム遺跡)も訪れました。ここでは一部の建物がまったく改修されていなかったり、石に苔がむしていたりなどしていて、神秘的な雰囲気でした。ここでスタッフの人とカンボジアの大使と分かれてしまうというちょっとした(?)トラブルがありましたが、再び合流する前は結構自由に行動できました。不安でしかありませんでしたが、意外と楽しかったです。

グローバルピースサミット

 前回突然出された課題のプレゼンを行う前に、東南アジアの各国の代表者が平和実現について話し合うグローバルピースサミットに参加しました。会場は広く、雰囲気も国連会議ほどではありませんが、堅いものでした。何人かの大使がスピーチを行ったあと、会議が始まりました。すべて素晴らしく、これからスピーチをするときにお手本にしたいものばかりでした。会議では、プレゼン形式で各国の代表者が平和を実現するためにどうすればいいか発表していました。改めて平和の重さを実感した、いい体験でした。

グループプレゼン

 そして、いよいよ運命のグループプレゼンの時間がきました。練習時間があまりなく、原稿を準備しましたが、半分ぶっつけ本番のようなものでした。グローバルピースサミットから戻り、発表場所である映画館に移動するまで、原稿を頭の中で反芻していました。 
 発表順番は、なんとかトップバッターは免れました。しかし、映画館は広く、マイクも使うため、一つでもミスれば、すぐバレてしまいます。緊張もありましたが、なぜか少し発表するのが楽しみでした。
 あっという間に最初のグループ、そして2つ目のグループの発表が終わり、発表の順番が回ってきました。映画館のような大きなスクリーンの前で発表するのは初めてで、新鮮でした。私が話すのは最後の方で、グループの他の人が発表している間、少しだけ緊張してきました。スクリーンの前に立ち、マイクを持って話しだしたら、もうあとは原稿に書いてあることを少しアレンジしながら話すだけでした。不思議と話す前に芽生えていた緊張は消えていました。自分が話し終わり、プレゼンが終わっても、なんだかまだ話せるような気がするほど、プレゼンを楽しんでいました。これで残すのはあと一日だと考えると、少し寂しく思いました。

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