いじめっ子だったお母さん。
私は小学校3年生くらいから中2くらいまでいじめっ子だった。4人兄弟の中で育ち、私以外は男だったからか、私自身もベリーショートで男友達とばかりと遊び、周りの大人からは何であの子赤いランドセルなの⁇と思われたり、男の子に間違われるのが当たり前だった。
いつもトゲトゲしていて、目つきも悪かったと思う。性格も好き嫌いがハッキリしていて、嫌いな子には「うるせー!どけ!」などキツイ言葉を使ったり「一緒に帰ろ」と言う言葉にも「いや〜」と言うほど、今、思えば本当に嫌な奴でした。
中学3年生ごろからだんだんと落ち着きはじめ高校生になる頃にはすっかり角がとれて、あのキツい私はどこへやら?ただ、自分のしてきた事に後悔をして過ごしてました。
バイト先に嫌な言葉をかけていた子がたまたま来た時「あの時はごめんね。」と誤りその子は「いいよ」って言ってくれました。
でも、全員に謝れたわけじゃないし、謝ったところで、相手はその時嫌な思いをしたし、すごく悩んでたかもしれない。そう思うと本当に申し訳なく、後悔しても時間を戻せるわけでもなく、この気持ちをもって生きて行くことが、私がやってしまった事の代償だと思っています。
そして、私の息子は私とは逆の立場。
嫌がらせをされたり、キツいことを言われたりする事で悩んだり、学校へも行きたく無くなったりしている。
その姿をみて、私も自分の子供の頃を思い出してまた、友達に申し訳ない気持ちでいっぱいになったりする。
息子は「何で嫌なことするんやろ〜」って私に聞いてきます。私は子供達には自分がいじめっ子だった事は伝えているので、「きっと何かむしゃくしゃしてるのかな?でも、その子もいつかお母さんみたいにやっちゃった事、後悔するかもしれないし、だから、人に優しくしなきゃと思える様になるかもしれないね。そうなるといいね」と話します。
むしゃくしゃしても、やってはいけない事。
でも、やってしまったら、その事は無しにはできない。
子供達を見て、私はいじめっ子だったのにな。
我が子はいじめられっ子。
嫌な思いをして、帰ってくる子供達の話を聞きながら、我が子と過去の自分が嫌がらせをした相手の子が重なり、リアルにその時の事を申し訳なく思う。
でも、過去犯してしまった事を無しにはできない。だから今は、後悔しない日々を送らなくてはいけないなと思います。
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