8/25 ヘルスイベント
以前の記事にも書いたように、ボツワナのHIV感染率は世界上位です。
これでも数年前に比べて落ち着いています。
90-90-90というUNAIDSが示す達成に1番近い国とまで言われているボツワナ。政府がちゃんと取り組んでいる証拠です。
任地にきて、配属先での活動を始めて約1週間、早速2回目のイベントです。
今回は、任地パラペから35キロほど南下したRadiseleという町でのイベントに参加してきました。
おそらく主催者はセントラル県の保健福祉省。
こういうイベントが多いのもHIVを抑えられてきている一つの理由でしょうか。
実は、このイベント、当日に主催者から「君たちのために席を用意してるよ!」との電話がありました。
数日前から開催するのかどうか確認の電話をかけ続けたのにも関わらず、その時は返答なし。そして当日の朝になってこれです。
ボツワナはこういうコミュニケーションのズレが多いそう(by Peace Corps ボランティア)
珍しくちょっとぷんぷんしてました。笑
そして9時開始予定が9時に職員を乗せた救急車がパラペを出発。本当に時間にルーズです。
予定どおり?期待どおり?プログラムに記載の時間はフル無視でそれぞれプレゼンを始めます。
このプレゼンもパワーポイント等はなく、聞いているだけでおもしろいのか...疑問です。
現時点では、本編全ツワナ語なので、私にとっては単語単語しか理解できないし、余計におもしろくない笑
でも途中で、アフリカらしいコーラス隊がやってきて何とか意識は保つことができました。😅
そして、長い長いお話が終わったあとは、スクリーニング検査です。
私たちは、HIVやSTI(性感染症)、GBVの疑いがないかどうかの口頭での簡易調査をしました。
健康状態や今のパートナーとの関係など、専門家に診てもらう必要がある人には声を掛けます。
驚いたのは、ボツワナ人のHIV検査率。
日本でHIV検査を受けたことある人は少ないように感じますが、ボツワナでは健康診断のような立ち位置にHIV検査があるみたいです。
「最後にHIV検査を受けたのはいつ?」
受けた前提になっていることが、感染率の高い国ならではだと実感しました。
そして、みんながスクリーニング検査を受ける目的はフリーコンドーム。
大量に鷲づかみして持って帰ります。
これだけ持って帰るのに、HIVが多いのはなぜだろうか...
(まぁ全員が全員使用しているわけではないので広がるのでしょう)
イベントではアジア人がThatoと名乗っている!ということで現地の人には私の顔と名前をすぐに覚えてもらえるのですが、こちらは…笑
色んな人から話しかけられる+ツワナ語だったりするので、まだ慣れていないこともあり、正直ちょっと疲れます。
そろそろ配属先の活動をしながらも自分の活動の調査を始めないとな~と思いながら今日ものんびり終わりました。
ボツワナライフ、いい感じです。