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初出勤、初日からイベント

初めて目次でも使ってみようかな。笑

初出勤

さて、いよいよ初出勤。
近くにあるByte Size Collegeという主に情報処理に特化した職業訓練校のようなもので、IT Solutions & Training株式会社によって国内3か所に設置されています。

パラペ校

パラペ校では、8つのコースが受講できるようで、この日参加したのは、おそらく公衆衛生のコースの一環でした。
題して"Palapye DMSAC"

当日のプログラム

DMSACとは?

The District Multisectoral AIDS Committeeの略で、地区ごとの多分野にわたるAIDS対策委員会のこと。

各地域はDAC(District AIDS Coordinator:地域AIDSコーディネーター)が管理しているそう。

実は、ボツワナのHIV感染率は、
世界TOP3に入ります。

日本のHIV感染率は、約0.04%に対し、
ボツワナのHIV感染率は約16%...
(出典が不明なので、「約」とします。)

そのため、国を挙げて感染拡大を抑えてきました。

DMSACもそのうちの一つのようで、
今回の集会?講義?は、

「2024年3月までにパラペにいる女性の新規陽性者を210人から127人に減らそう!」

という目標のもとで開催されていました。
目標が具体的なのが素晴らしい!!

色々なNGO団体

私が所属しているヒューマナのほかにも、HIV/AIDS対策に取り組んでいるNGOが来ていました。

それぞれの取り組みや、新規感染者数を減らすために自分でどういうことができるのかを順々に話します。

ヒューマナが発表中

その中でも、ある団体が行った日本では見かけないような性教育に感動しました...

重要なところは全てツワナ語だったため、ざっくりとしかわかりませんが、私の体感では、日本の性教育はどちらかというと

「ちゃんと避妊して、望まない妊娠を避けようね!」

という方針であるのに対し、ボツワナは

「一生付き合っていくことになるHIV/AIDSや性感染症になるから、きちんと自分の身は自分で守ろう!」

という方針が強いように見えました。

日本ではない性教育

「日本では見かけないような性教育」と書きましたが、私が学生だったのは少し前…今はどのような教育がされているのはわからないことをご容赦ください。

ただ、私が学生のころは、コンドームについての授業にしても「男性用があるからきちんとつけてもらおうね。女性用もあるからね」ぐらいで、助産師さんが出張授業に来た際に、模型を使って男性用のコンドームのつけ方を教えてくれる...ぐらいだったように思います。

しかも学生は恥ずかしがって顔を上げない...

今回見てきたものは違いました。

「コンドームにも色々な種類があるから、1つずつ説明するね。」と始まり、男性用・女性用・指用・オーラルセックス用と模型を用いて説明。

学生も携帯で動画を撮っている!!

目から鱗でした。

真面目に聞いてる

HIV検査

講義が終わった後は、ヒューマナが実施する無料のHIV検査を任意で受けられます。

これにもほとんど全員参加してくれました。
素晴らしい👏

その間、会場に残っていた私とPeace Corpsの人が物珍しいようで、「写真撮ろう!!!」と撮影会。

こっちに来てから、やはり肌の色で目立ってしまうため、写真を一緒に撮られる機会が増えて困惑しています。(しかも、「あとで送るね!」とかもなくただ撮られるだけ笑)

その学生一人ひとりに「写真は撮ろう、でもその前にこの紙を書いて」と、性感染症にかかっていないかの簡単な問診票を記入してもらいました。

ちらっと見たところ驚愕!

「セックスをするときに毎回コンドームを使いますか?」という質問に対して、ほとんどの学生が「いいえ」

ちらほら「時々」、ひとりだけ「はい」がいました。

そりゃ広がる…泣

これからの活動

まだ今は任地の状況をみて、情報を整理してから自分の目標を設定するため、何ができるかはわかりません。
(正直、力不足な気しかしない…)

でも、憧れの国際協力。
しかも保健衛生分野、公衆衛生。

学生のときからの夢がやっと始まった感じがしました。
2年弱、がんばろう。

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