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更年期における首・肩こり

更年期に起こりがちな不快症状の原因・対処法をお伝えしています。

今回は『首・肩こり』について。

更年期に限らずみられる症状ですが、この時期特有の要因で生じたり、元々の症状が悪化することもあるようです。


更年期特有の首・肩凝りの原因
・血管拡張・血流促進効果のある『エストロゲン』の減少による循環不良
・コラーゲンの生成を促す『エストロゲン』の減少による関節の可動性低下
・疼痛抑制効果のある『エストロゲン』の減少により疼痛を感じやすい
・眼精疲労から首・肩周りの緊張を高める姿勢をとりがち
・子どもの受験や親の介護、仕事などの精神的ストレスから交感神経優位となりやすく、自律神経反応として血管収縮・筋肉の緊張の持続が凝りを誘発


やわらかな対処法

・ゆったりした運動で筋肉の緊張を緩和しましょう。無理に頑張らない範囲でのヨガのアーサナも心身の緊張をともに緩和させてくれるのでおすすめです。
・ゆっくりぬるめのお風呂に浸かり副交感神経を優位に、循環を促進しましょう。
・温タオルなどで目の周りの緊張を緩和してあげましょう。
・自分の精神的ストレス要因を整理して本当に大切なものを見極め、苦しみを生むと判断されることには無理に参加しない。やんわりと誠意を持って時には断る勇気を持ちましょう。
・「このくらい出来たらまあいいか。十分頑張ってる。」と自分を褒めてあげましょう。評価者を自分に設定して、他者の評価は流動的なものとして軽めにとらえましょう。


本日のやわらかなアーサナ

座ってできるワシのポーズ

肩甲骨を左右に開き、その内側についている菱形筋をストレッチすることができるポーズです。ゆったりした呼吸とともに、リラックスした気持ちで無理なく行いましょう。

①楽な姿勢で、できる範囲で骨盤を起こして座ります(正座・胡座・椅子に座るなど)。

②片手を胸の前に上げて肘を90°に曲げ、反対側の腕を下から巻き付けるようにして手の甲同士を合わせるか、可能なら手掌を合わせます。両肩は脱力して上がらないように。

③まず両肩甲骨の間を開くように背面に意識を向け、次に少しだけ胸部前面も開くように意識を向けます。そのまま30秒ほど深呼吸を行い、徐々にポーズを深めましょう。

④両腕をゆっくり解いて楽な位置におろし、全身の緩みを実感して自然呼吸を行いましょう。



最後まで読んでいただき有難うございます。

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