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更年期の乗り越え方:助けてもらう

これまで更年期症状についてお伝えしてきましたが、その症状は多岐に渡ります。
でも、どの症状もエストロゲン分泌量の低下と社会的・家庭的役割が性格的要因とともに複合的な問題となり生じています。

そして、どうやら心身に生じている問題を自己解決しようとすればする程に、症状は悪化しやすいようです。

これは、自律神経症状が精神的ストレスと深い関係性があることでも明らかです。

更年期は社会的にも責任が重くなることが多く、家庭関係としても孤独を感じやすい傾向にあります。
加えて若い頃なら気合いと体力で乗り切ってきたものが、体が言うことを聞いてくれない・・・

これでは、自己肯定感も下がる一方の悪循環です。


更年期以降は、上手に周りに助けてもらう術を身につけましょう!!


これは、老後生活の準備期間。

高齢になるにつれ、どうしても自分に出来ることは現実的に限られてきます。

更年期から周りの人に上手に頼る術を身につけておくことは、その後の人生の味方を増やすことでもあると思います。
一見、自分都合のようですが実は周囲の人のため。

周囲が気持ちよく手を差し伸べることが出来る状況を作っておきましょう。

・自分にできること・もしくはこれだけは自分でしたいことを絞る
・多くの人・物事にすがらない
・助けて欲しい人(家族・職場の人など)に相談する
・感謝を伝える

相談する時は、既に理解を得られている関係者がいるなら、同席してもらうとフォローもしてもらえてスムーズに話が進みそうですね。

直接の会話が難しい場合は、手紙に書いて伝えることも良いかもしれません。

また、夫婦でよくある『察してくれない』問題の対処としては、具体的に何をどのくらい手伝ってもらえると助かるのかを伝えることですれ違いを防ぐことが出来るかもしれません。


更年期の人と関わる側の方へ・・・
更年期症状が悪化しやすい要因の一つとして、頑張り屋・我慢強いといった性格があります。
もし思い当たる場合、どうか一歩引いて当事者がリラックスしている場面で「何かできることない?」などとサポートできる体勢であることをそっと伝えてみてください。
普段なら「出来るわよっ!!」と突き返してしまいやすい当事者もふっと本音を伝えられるかもしれません。


最後まで読んでいただき有難うございます。

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