見出し画像

プレゼント

毎年ゴールデンウィークがあるけど
いつも何してたかな??
コロナもあったし
今年は福岡に行き
去年は福井に行き

私達夫婦は結婚して
今回が2度目のGW
お互い初婚で同い年で
結婚が遅く子どももいない。

いろいろあったであろうことは
想像できるし大人だから
お互いに尊重している。

インスタを見ていたら
気になる言葉があった。
詳細は忘れたけれど
神様がくれたプレゼントのひとつに
忘却がある…そんな内容だった。

プレゼントなのに
嬉しいより切ない気持ちになった。

全部を覚えていたら
進むことができないから
せめて動けるよう
穏やかに暮らせるよう
忘れるのかもしれない。

楽しかったことや
大切にされたことは
自信や誇りとなり
悲しかったことも
納得できなかったことも
その人を作る何かとなり

もし出来事自体を忘れたとしても
形を変え、そこに存在し続け
そしていつか自分とひとつになり
その人自身になるのかもしれない。

夫は私が過去を話したとき
話してくれてありがとうと言った。
信用してくれたんだなと
実はうれしかったんだと
あとから話してくれた。

だけどそうは捉えない人もいる。
個人の性格や考え方や年齢
育った世代もあるかもしれない。
私の母は古い世代だからか
私が夫に結婚前に話したことを
墓場まで持っていくものだと激怒した。

親しい友人も
旦那さんがかわいそうだよ
嫌な気持ちになる
もう話しちゃダメだよと
優しく言ってくれた。

夫は冷静に
自分にとって不利になることを話すあなたを
まわりは心配してるんだよ
僕のことを知らないからと言った。

確かに相手を思いやり
話さないことも優しさで
何が正解かはわからない
だけどこれで良かったんだと
胸を張り言える人生にしたい。

私は隠したくはない。
隠したら今まで関わった人に
これから関わる人に失礼じゃないか。
大事にしてる考え方がある。
大切にしてくれた人が教えてくれた。

しほ、お天道様が見ているよ
お天道様に恥ずかしくない生きざまをしろ
お前の生き様は間違ってない

忘却も、出会いも、
まちがえなくプレゼントだ。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

最後までお読みくださりありがとうございます。また見ていただけるよう精進いたします!