お前が覚醒するまで…①

COMPLEXの「MODERN VISON」好きすぎる。

歌詞が刺さる。まさしくロックって感じ。俺なりの歌詞の魅力や解釈を説明したい。

「ひどく気まぐれな都会のサガに
逆らうには恵まれすぎて」


世間は気まぐれである。そんな世間に反発したいが、おいしい思いもしたい。甘い汁を吸ってる。本当のことなんか言えない、ロクに反発することすら許されないと勘違いしてる。自己をそうして奴隷化する奴らが世の中にはゴロゴロいる。なぁなぁで生きてるような奴ら。トゲのあることは言わずに穏やかな笑顔をして要領がいい奴ら。親の元で未だに暮らしている俺もそのひとり。そんな恵まれた状況では逆らうには恵まれすぎてる。

「ただみせかけの自由を手に
踊らされてる Dreaming child
NO くずれてしまえ」


インターネットに自由を求めたが、それは見せかけの自由だった。
閲覧数やコメントやいいね数。注目されることを可視化するだけの虚無なビジネスフィードバックシステムに操作されてる。今じゃ、見せかけの自由を手に(スマホ)踊らされてコントロールされるだけのバカばっかりだ。

ニート。時間はあるが見せかけの自由にすぎない。欲しいものも行きたい場所にも行けず、支払いに追われる日々。夢はあるが自由という言葉に踊らされてる。挑戦しない言い訳として自由という言葉を多用する。そんな見せかけの自由な一日が今日も始まるのか。NOと否定しろ。そんなものぶっ壊れちまえ。くずれてしまえ。

「華にも毒にもなれないように
同じ色の嘘に酔わされ
しくまれてる未来をたどる
うたがい知らぬ Serious man
NO くずれてしまえ」



自らは何ができるのだろう?なにかしようとすると決まって何もできずに終わる。自らのアイデンティティをまだ見つけられていない。
華やかにもなれないようなうだつの上がらないことばかり言う。
毒づくかどうかも言うのがコントロールされていく。

華にも毒にもなれない人生。
おれが輝ける場所はいったいどこにあるっていうんだ?
同調圧力とマウンティングによって
同じ色のウソに酔わされていく。個性が画一化される。
そんな状況を疑いもせずに社会のレールや誰かの心理誘導に気付かず、乗っかり仕組まれてるような未来に行く、ただの真面目人間共(Serious man)
NOと否定しろ。そんな奴らぶっ壊れちまえ。くずれてしまえ。


「そんな奴等を笑えもせず
じたばたしているだけの Common Days」



そんな真面目な人間や自らを奴隷化する状況に笑えもせずに、
じたばたし続けもがくだけの普通の一日(Common Days)
あるいは、共有される日々(Common Days)
インターネット上で共有された日々を思い出す。
ノリとギャップがしんどい。求めているものやコミュニケーションが違う。
もがき、意見したところで誰も聞く耳を持たない。

「Modern Vision Modern Vision
夢に見てまで夢さ イリュージョン」


「Modern Vison」と聞いて思い浮かぶのがチャップリンの名作風刺映画「ModernTimes」機械化された工場の中で、労働者が歯車のように扱われることの悲劇を俯瞰的に描き、笑いに昇華した名作だ。https://youtu.be/6n9ESFJTnHs?si=r3FRL0BsO2rVTcxw
だが、客観から見えるコメディであって主観的には悲劇に変わりがない。
Modern vision のvisionは願望であり視点だ。お前は世界をどう見る?現代的で近代的な視点なのだろうか。そしてお前は何を望む?
そんな状況から抜け出したくても夢物語で終わる。
夢の中でも夢を見ることしかできない。決して叶えることができない夢。
それは奇術師がするイリュージョンのようなもの。
デヴィッド・ボウイの「Modern Love」も語りたいがそれはまた今度にしようhttps://youtu.be/HivQqTtiHVw?si=3bHKp5Q0wXhMzSq6
続く…


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