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2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第7節~ フィンランド vs ウクライナ ~

こんにちは、びんびんびんです

『欧州予選アーカイブ化』計画
ようやく再開しましたW杯欧州予選10月シリーズ
是非ご覧ください!

それでは #欧州予選グループD全部見るマン
プレーオフ争いの直接対決となる2位フィンランド(ポット3)と
3位ウクライナ(ポット4)の一戦

両チームのラインナップ

それでは両チームのラインナップから
青のユニフォームはホームのフィンランド(1勝2分1敗2位)
黄色のユニフォームはアウェイのウクライナ(5分3位)

フィンランドvsウクライナ

フィンランドは前節のフランス戦からスタメンを4人変更
ウクライナは前節はお休み。前々節からは左WBだけが変更

それでは前半から振り返っていく

前半

フィンランドが勢いを持って前半スタート
ウクライナのボール保持にゾーンを問わずプレスを仕掛ける
開始2分にはプレスからボールを奪い、
プッキがチャンスを迎えるなど良い立ち上がり

しかし前半4分。ウクライナが先制する
クリアボールを拾ったウクライナがボールを繋ぎ、
ペナルティーアークあたりでボールを受けた
ヤルモレンコが利き足とは逆の右足でミドルシュートを決める

その後もウクライナのボール保持で試合が進む
フィンランドはボールを前進させる方法が
プッキに向けたロングボールが主体でなかなか上手くいかない

前半20分以降ロングボール主体でうまく行かないフィンランドは
DFラインからボールを繋ごうと試みる。しかし、
ミドルゾーンからのウクライナのプレスにハマりこれも前進ができない

そんな中フィンランドは前半29分コーナーキックを獲得
ショートコーナーからポーヤンパロがヘディングで合わせるも
ゴールキーパーのセーブとポストに嫌われる
しかしその跳ね返りをウクライナDFがクリアしようとしたところにプッキがプレスをかけクリアボールを跳ね返しそのままゴールイン

エースの執念による同点ゴールが生まれた

しかし前半34分。ウクライナの勝ち越しゴールが決まる
右サイド深い位置でのスローインからの早いリスタート。
スロワーの右WBティムチクはヤルモレンコのワンツーで右サイドを簡単に抜け出しマイナスのクロス
ツィガンコフのシュートはジャストミートしないがそれがパスとなり
受けとったヤムレチュクが落ち着いて決めた

フィンランドは早いリスタートに慌てDFラインとMFラインにポケットを作ってしまい、そこをツィガンコフが見事に突いた、良いゴールであった

このまま前半は終了

戦況

まずはフィンランド。攻撃時は3142の形で
強力な2FWにボールを集め攻撃を展開していく

最初はロングボール主体も上手く収まらず
20分以降からDFラインからのビルドアップに試みる。が、
ウクライナのプレスに捕まり上手く前線にボールを運べず
上手くいってないように見えた

守備時は532。
相手の32ビルドアップに対してIHが足りないところに飛び出る
ポーヤンパロが相手の右HV担当でプッキがCB担当

しかし、守備においてもウクライナが上手ですぐに修正され
飛び出るIHは簡単に外され飛び出た裏を使われる場面がチラホラ

そこからはフィンランドのIHが飛び出るのを躊躇し始め
ウクライナの左HVがプレスの逃げ場となってしまった

一方ウクライナ。攻撃時は従来通りの325の形
相手がゾーン関わらずプレスを仕掛けてくる展開で
開始早々はショートカウンターを受ける機会はあったが、すぐに修正

WBの高さの調整とボランチのHV脇落ちで
相手の飛び出るIHに数的優位を作り飛び出た裏を取り盤面をひっくり返す

後半

後半も基本的にはウクライナがボールを保持試合を進める
フィンランドは守勢に回るも
マイボール時はボールを繋ぎ自分たちの時間を確保しようと試みる

しかし相手のプレスに引っかかりショートカウンターを食らう場面が
後半開始5分で2度もあるなど、前半から収支がプラスとは言えない展開

ウクライナは後半早々のショートカウンターのチャンスを決め切れれば
楽な試合運びになるが、決めきれず。1点差のまま試合が進む。

後半62分にフィンランドはニッシラをIHに投入しカマラをアンカーに
ニッシラのサポート位置が良くボールが回るようになり
ショートカウンターを受ける機会も減った

ボールを保持し攻め続けるフィンランドだが
ウクライナのDF陣は固くそのまま試合終了。

プレーオフ争い直接対決は2-1でウクライナに軍配が上がった。

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気になった選手

■タラス・ステパネンコ(ウクライナ/FCシャフタール・ドネツク)

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常にピッチの中央に君臨し試合を支配する、ウクライナ代表の要
ビルドアップ時にはアンカーのような振る舞いで
流動的にボールを引き出すシャパレンコと相互扶助の関係を築く

シャパレンコが左にポジションを取ることが多く左サイドから前進するが、右から前進するときはそのままスライドするのではなく
シャパレンコが右サイドに流れ、ステパネンコは常に中央に陣する

母国ウクライナリーグのFCシャフタール・ドネツクで
200試合以上に出場した大ベテランはフル代表も引っ張る

試合結果


2021.10.10
2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第7節
フィンランド 1ー2 ウクライナ
【得点者】
フィンランド:プッキ 29"
ウクライナ:ヤルモレンコ 4"
      ヤレムチュク 34"


ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
このレビューにて第7節終了です。
プレーオフ争いでウクライナが頭一つ出たグループD!それではまた!

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