2022カタールW杯・欧州予選 Group.D　第８節～ カザフスタン vs フィンランド ～

こんにちは、びんびんびんです。

『欧州予選アーカイブ化』計画
10月ウィーク最終戦の第８節！

それでは #欧州予選グループD全部見るマン
前節プレーオフ争い直接対決でボスニア・ヘルツェゴビナに敗れ
プレーオフ戦線から少し離脱してしまった５位カザフスタン(ポット５)と
こちらもウクライナとの直接対決で敗れてしまった
４位フィンランド(ポット３)のプレーオフ争い生き残りを懸けた一戦

両チームのラインナップ

それでは両チームのラインナップから。
黄色のユニフォームはホームのカザフスタン(3分3敗5位)
白のユニフォームはアウェイのフィンランド(1勝2分2敗4位)

カザフスタンは前節ボスニア・ヘルツェゴビナ戦から４人、
フィンランドは前節ウクライナ戦から５人変更
前節後半途中から出場し流れを引き寄せたニッシラをスタメンで起用

それでは前半から振り返っていく

前半

基本的にはフィンランドがボールを持って前半が進む
前節良かったニッシラがスタメン、ボールを持てるシュレルをアンカーに
など人選含めボール保持に振り切った準備をしてきた

是が非でも勝ちたい試合だが、
前半３３分フィンランドFWポーヤンパロが負傷
ここまでフィンランドを引っ張ってきたダブルエースの一角が無念の交代

前半４５分試合が動く
カザフスタンのCBとボランチの間にタイミングよく入ったロドが
ボールを受けてスルーパス。一度は引っかかるものの
次は浮き球でパスを通しプッキが落ち着いて流し込む
６戦５発エースの活躍

戦況

まずはカザフスタン。この一戦でも従来通りの戦いを選択。
攻撃時は415で左サイドをストロングポイントに押し込む。

守備時は532。ミドルゾーンあたりからプレス開始
この試合でも吊りだされたHV裏やそのカバー脇、
失点に直結したDFと３センターの間とを上手く使われてしまっていた
（いつも通りすぎて書くことがなくなってきた・・・）

一方フィンランド。前半の冒頭にも書いたが、
前節途中出場から流れを引き寄せたニッシラをスタメンに
ボールを持てるシュレルをアンカーに起用するなど
人選含めボール保持に振り切った準備に見えた

攻撃時は4312。今まであまり見なかったがGKから繋いでいく
ロドがCBアンカーIHで作った三角形の頂点に菱形を作るように
ポジションを取りボールの出口として機能していた
同時にカザフスタンのアンカーとIHの間でボールを受けられており
中盤のラインをブレイクしていた

アタッキングサードでは、IH幅を使ってSBがインナーラップや
その逆のSBが幅を取ってIHがチャネルランなどの工夫も見られ
今後がより楽しみなチームだと感じた

格上相手には強力２FWを全面に活かした戦い
格下相手にはボール保持をして試合を進めるという中堅国には
必須な戦い方のカードを持っており、EUROでの国際大会デビューなど
今後欧州サッカーを盛り上げていく国になりそうだ

後半

後半開始４８分さらに試合が動く

センターラインあたりのスローインのリスタートからロドが
ターンで抜け出しカザフスタンDF陣を晒す
ポーヤンパロに代わり投入されたイェンセンが深さを作りセンタリング
ボールは合わないが逆サイドで拾ったニッシラがカットインしてシュート
その跳ね返りをプッキが詰めて追加点。これで６戦６発

後半５９分
なかなかチャンスを作れないカザフスタンは３枚変え
変わらず左サイドをストロングにシュートチャンスは作るものの
得点には至らず

攻勢を仕掛けるも前がかりになった裏を使われるなど
試合巧者のフィンランド優勢に試合が進み、そのまま試合終了

気になった選手

■ウルホ・ニッシラ（フィンランド/ クオピオン・パロセウラ）

前節ウクライナ戦で途中投入から流れを変え今節ではスタメンに抜擢された
自国のフィンランドリーグでプレーする２５歳のプレイヤー

ファイターが多いフィンランド代表の中では異色な
汗をかきながらボールを持って輝くプレイヤー(モドリッチっぽい)

普段はドン引きからのポーヤンパロとプッキを活かしたカウンターが
中心のフィンランドにとってボールを保持したい局面で
アクセントとなりチームに選択肢を与えられる貴重な存在だ

試合結果

2021.10.12
2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第８節
カザフスタン ０ー２ フィンランド
【得点者】
フィンランド：プッキ 45" 47"

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
この試合がカザフスタンとフィンランドにとって10月シリーズ最終戦
フィンランドが勝利したことにより
まだまだプレーオフ争いが混戦のグループD！それではまた！