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青春コンプレックス

私は現在20歳の大学生である。
世間からすればまだまだ未熟な若者。

でも、最近になって歳をとった、もう青春は返ってこない、と思うようになった。

私は幼い頃から落ち着いた人間で、周りの馬鹿騒ぎする奴らを見下し生きてきた。

「〜君って、めっちゃクールだよね」

なんて言われたり良い気になっていた。しかし、その弊害も起こっていた。

私には友達が少なかった、ただ落ち着いていたからという理由だけでは無く人見知りだったし、騒ぐ奴らとは距離を取っていたから…ただの陰キャだった。

陰キャという言葉はいつしか出来ており、私はその部類に入っていただろう。オタクでも何でもなく面白みのない陰キャ、陰キャのコミュニティにも属せなかった。

私は陰キャじゃないという強い信念を持ちながら陽キャでもないと確信し、私は陰と陽の中間、中立的な立場にたつようになった。

そのまま時は経ち、現在私は20歳。
もう陰とか陽とかどうでも良くなったが、今ものすごく感じる、もっと弾けて遊び倒せば良かった。と

この年になるとこれから就職し社会人として世に出る事になる。もう今更過ちなんて起こせない、馬鹿みたいに騒いで他人に迷惑をかける事も出来ない。

陽キャを見下して煙たがっていたのに、今は無茶苦茶に叫び倒したい。

別に私は模範生徒の様に何も問題を起こさず生きてきた訳ではない。学校の窓ガラスを割った事も授業中に友達と喋って怒られたこともある。

ただ、学生の頃しか出来なかったような事をもっとしておけば良かったな、なんて思う。

学校帰りの制服姿や、和気藹々とした様子を見ると邪魔に思う事もあるが、たった一瞬の青春を感じられる

もう失われた初々しい青春は返ってこないが今年の夏は大人としての青春を楽しみたい。


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