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ファッション業界の危機を憂うMagazine

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日本のファッション市場が停滞している。長きにわたる消費低迷や通信やデジタルなどへ支出シフト、そしてシェアエコノミーの台頭など様々な背景があるが、ファッション好きの筆者として今後の…
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2019年5月の記事一覧

“剛腕”経営者や“剛腕”ミドルが居なくなった時代。だれが『横断的経営課題』を牽引するの?

タイトル通りの疑問と懸念と愚痴。 中堅以上の企業の中がみんな『調整マン』になっちゃった。 で、起業家だったらわかると思うけど、みんなで調整して妥結した折衷案って最悪のダメダメなケースが多いよね。 一人の強烈な信念とコンセプト、自分自身が一人の生活者である人の考え…を貫き通したサービスとか商品の方が、圧倒的に顧客に伝わるし、成功確率も高い。 どうしたもんだろうか? 大企業同士はサービスのクオリティが低くても、お互いのブランド力で社内を説得できれば良いと思ってるみたいだけど、最

プラットフォーマーが壊した消費・市場経済を再構築する未来図と未来職種 その2

前回の続きです。 まず僕の考えている未来の(といっても5年以内位)メディアデバイス型社会空間は、都市の建物の室内の内壁、内装、テーブルの上面が全てディスプレイ化されて、GUI化されたイメージだ。 びっくりしないでね。そのコンセプトは20年以上前からあり、海外では一般的になってきてるから。 言葉にするならば『フルUI型インテリア』とか『フルUI型内装』。 以下の複数の欧米の紹介動画をご参照。 (別に全部じゃなくても良いんだが、イメージしやすいので一旦その観点で議論する) 流

日本の『ファッション業界』建て直しの提案【その3】。“服の楽しみ方”再構築。

ファッション市場の沈滞。 洋服が売れなくなったり、平均購入単価が下がったことの原因として、 服の訴求価値そのものが『ライフスタイル型消費』と結びつきにくくなったこと、それに対してファッション業界側が何も対応をしてこなかったこと……があると僕は考えている。 例えば、インテリア雑貨や食品販売の場合は、生活の楽しみ方、部屋のデコレーション、インスタ映え、健康習慣…などを提案することでコトに付随する需要を喚起してきた。 それに対してファッションはあくまでも、『貴方が綺麗になります』

服を着るならどんな風に?…ファッション業界は男のカッコよさに寄り添えてない。

ファッション産業って、元来機能やサービスを提供するというよりも、 『カッコ良さ』『外部受け』『自己アピール』を価値として提供するビジネスだ。 レディスファッションに関しては、雑誌媒体、オンライン媒体、アパレルメーカーの企画などでもこのポイントを踏まえて生活者の気を惹いてる気がするのだが、メンズファッションに関してはここが見事に失敗してる!と感じる。なにがまずいのか?ちょっと考察してみた。 まずは、男性にとってのかっこ良さ(本来)の基準をちょっと抽象化してリストアップしてみた

ファッション店舗の『売場作り』を変えよう! その1

苦言を呈してみる。 僕はファッション業界に特化したコンサルティング会社からキャリアをスタートした。それから30年近く経つけど…… ファッションショップって実は栄枯盛衰の歴史で……専門店⇒DCブランド⇒百貨店⇒インポートブランド⇒セレクトショップ⇒SPA⇒ファストファッション⇒オンラインモール……を長らく見届けてきた。 まさに歩く業界年表(笑)かしら。ちなみに以下はその実年表を絵にしてみたものだ。 で最近、 Eコマースに対して旗色が悪そうな実店舗の活性化を促進するために 『実

メンズファッション・オンライン購入記2019SSまとめ版①@ZOZOTOWN

僕は小売業のコンサルタントで かつEコマースや通販についても2000年くらいの勃興期から色々お手伝いをしてきた。 でも、今、日本No.1のファッションモールであるZOZOTOWNやそれに追従するオンラインファッションモールに危機感を感じてる。 端的に言うと、 『これだとファッション商品をその質やテイストやデザイン、ライフスタイルとかで選べない』『安ければ買うって感じになっちゃうよ!』という印象だ。 実際にZOZOTOWNの客単価や一品販売単価はここ数年ダダ下がり。クーポン&タ