マガジンのカバー画像

小売業の最新潮流。今と未来、品揃えとIT化はどこまで進む?

19
ショールーミング、オムニチャネル、無人店舗、モバイル決済、ICタグなど、新しいイノベーションに支えられた次世代小売業態の開発推進について考察します。
運営しているクリエイター

#merchandising

#003  E-COMMERCE に足りないもの① 品群訴求

僕は、自分自身もEコマースのヘビーユーザー。 昔と比べると、食品やドラッグストアアイテム(日用品)以外の7割以上はオンライン購入してる気がする。 なんだけど、実店舗の魅力がECで全く再現されていないと思う品種がある。それがファッション商品、生活雑貨、エンタメ商品、ライフスタイル型商品だ。 前澤さんのキャラもあってか?ZOZOがもてはやされてはいるけど、一番進んでると見られるZOZOタウンですら、実店舗の売場訴求力には遠く及んでいないと思う。今買われている理由は便利で、安くて、

『100均』を観察してみよう!FaceMD(陳列型品揃え)が秀逸だから。

今の日本で最も優れたMerchandising(品揃え=以降MDと略す)システムを持っている店舗は何だか知ってるだろうか?百円ショップ(100均)だ。 どこが??と思うだろう。Eコマースと比べてみるとその違いが歴然なので以下、比較表を眺めて欲しい。 デジタルマーケティング畑の方は特に見て欲しい。Eコマースで最も弱い部分をきちんとやってるのが実は百均なのだ。 百均といっても実はチェーン毎に特徴がある。 例えばダイソーとCan Doはかなり違う。 ダイソー ⇒素材&部品型⇒激